校長日誌

校長日誌

成人の日【校長日誌】

新成人の皆様に心からお祝い申し上げます。

今年の成人式は一生に一度の区切りであり、晴れ舞台の日です。前から晴れ着など準備をし、お祝いと同時に自分の責任に対し決意を新たにするのだと思います。しかし今年は各地で中止になったり、延期になったり、またはオンラインになったりと、当事者にとっては残念極まりないと思います。大学生や社会人になって、各地に散らばっている人たちが同級生として一度に会する数少ない機会だと思います。新成人の活躍を期待するばかりです。

一方、コロナ関係の濃厚接触者となり、PCR検査を拒否して成人式に参加するという人がいて、成人式の式典が2時間前に中止になったという報道がありました。新成人の実行委員の方々、関係者の方々の苦渋の決断に心中を察すると言葉になりません。自己の行動に大人として責任を持つことができる証となる節目の日に自己の行動の影響を顧みることができない無責任な行為に腹立たしく思いました。

3学期始業式【校長日誌】

緊急事態宣言とともに3学期が始まりました。保護者の皆様には、一層のご協力をお願いします。

今日は始業式に先立って壮行会が実施されました。ウエイトリフティング部が各階級で勝ち上がり関東選抜に出場します。今年は予選からコロナ禍のため生徒は思うような練習もできず調整も難しかったと思いますが、実力を出し切ってきてほしいと思います。学校全体で応援したいと思います。

始業式では、次のような話をしました。要旨です。

〇3学期は1年間の学校生活のまとめの学期であり、仕上げの学期です。その意味では極めて重要な学期。進級、あるいは卒業を控え、特に3年生は新たな環境に飛びたつ準備の時期です。新しい年を迎えたとき、人は誰も「今年こそは・・・」と目標を掲げ、決意を新たにします。しかし日を重ねるにつれてその決意さえ忘れて、何もしなくなってしまうことがあります。そして、時として「こんなはずではなかった」と自問自答し後悔します。「面倒だからあとでいいや」という考えは捨てて、「今」を大切にしましょう。
〇「文化を大切にしてほしい」ということ。
コロナ禍によって私たちの働き方や社会生活は大きく変わりました。同時に考え方や学問の潮流もこれまでの枠組みを超えて新しい時代を切り開こうとしています。今年はコロナ禍で例年と違う年末年始を迎えて、改めて私たちの生活を見直してみる必要があるのではないかと感じました。昔は家族で、大掃除、おせち料理や新年に使うものなどを揃えたりして、新しい年を迎える準備をしました。科学技術の進歩により、世界は近くなり真似をする文化が拡大する中、代々受け継いできた文化・独自性を守ることも必要です。新年を祝う文化・行事は末永く残したいとも思います。また、現代は、便利な社会となりました。利便性ばかりを追求し、伝統的な文化が、ないがしろになってしまっているようにも思えます。また、現代の便利さを当たり前に感じてしまい、めったにないことをしてもらえたから「ありがたい」と感じ「ありがとう」と感謝をする感情を持つことが少なくなってしまったようにも思えます。このようなことが積み重なって、「人がこのくらいのことはしてくれるのは当たり前」だとか、「もっとサービスがあってもいいのではないか」と要求や権利意識ばかりが大きくなり、自らの行動を顧みることなく、人の小さな善意に気づかず感謝する気持ちを忘れてしまう社会になると非常に残念に思います。
〇「先を見て今できることを考え実行しよう」ということ。みんなが、生まれたばかりの平成17年の年末に出版された「10年後の日本」という本を読みなおしました。この本に書いてある10年後はもう過去のものになっています。項目だけを挙げると「消費税二けた化」、「匠の技の断絶と流出によるものづくりの凋落」「ロボットが少子化時代の救世主」「学力の衰退、ゆとり教育の弊害噴出」「老人ホームの選択肢の拡大」「切迫する大震災」(これは東日本大震災が実際にありました)、「地球温暖化による天変地異」そして、「新型ウイルスで4人に一人が感染、国内200万人が入院、64万人が死亡」などです。課題から対策を講じて多少問題が緩和したものもあります。一方、先延ばしにしているだけの問題もあります。そして令和を迎えた現在も、私たちは多くの課題と選択肢にぶつかっています。「新型コロナへの対応」「日本の働き方の問題」「地球温暖化への対応」「少子化と高齢化社会」「AIとの共存」「日本の子供たちの学力」などなどキリがありません。
例えば、「AIとの共存」を考えてみます。「AIによって、人間の仕事が奪われる」という警鐘が5,6年前くらいから出されています。昨今のAIの進歩で10年後に確かにかなりの仕事がAIに取って替わられたり、仕事の中身自体も変わっていくことは間違いないでしょう。しかし私たち人間にしかできないことはあるはずです。逆に言うと人間にしかできない能力を身に付けることが今後生き残る道なのかもしれません。おととし数学者 新井紀子さんの「AIvs教科書が読めない子どもたち」という本が話題となりました。主旨は「文章読解がAIは難しく人間には得意な作業のはずですが、現代の子供たちには、教科書や試験問題などの簡単な文章の意味が理解できていない、つまり、AIに勝てる武器を持っていない」というものです。今後、どのような仕事がなくなり、どのような新しい仕事が生まれてくるかはわかりませんが、そのための準備をしておくこと、対応するための力をつけておくことが必要だということです。それは「基礎力」と呼ばれるものかもしれません。あるいは「課題を見つけ、問を立て、考え、探究し、人に伝える」という力かもしれません。そうすれば逆にAIを使いこなせる人間になれるのではないでしょうか。
「AI」を例にしましたが課題の答えは一つだけということはありません。一部の人間の利益を追求した答えではなく、社会全体の「最適解」を見つけられるようにそして手遅れにならないように考え行動していきたいものです。
〇最後に、生活態度について。生活委員が毎週放送していたり、先生方も「挨拶だとか、時間を守るだとか、身だしなみとか、を大切にしなさい」といつも言います。このような「礼儀正しさ」は信頼の循環を生みます。「礼儀正しい人」は、相手の立場を考え行動するために、コミュニケーションが取れるので多くの人に協力され、信頼されます。

〇新型コロナの感染拡大が続いています。緊急事態宣言出されました。学校での生活も制限されますが、その活動中の感染防止対策の徹底をお願いします。密の回避、マスク・手洗いはもちろん、飛沫拡散防止が重要になります。大声を出すことを控え、特に昼食時マスクを外した時は会話をしないこと、マスクをしてから会話することの徹底をお願いします。また、帰宅時は寄り道をして飲食をしないこともお願いします。今年一年が、みなさんのとっても、川口高校にとっても良い1年になることを期待しています。特に3年生は高校に来るのもあともう、数えるほどの日数です。次の準備を頑張ってください。

明日から3学期【校長日誌】

緊急事態宣言が本県に出されそうですが、明日から3学期です。県の指示を受けて対応していきます。

多くの制限がありますが、本年も大きな事故の報告はなく無事に3学期が迎えられそうです。学校には多くの生徒の元気な姿があると嬉しい気持ちにおなります。

今日も補習に3年生の姿がありました。大学進学共通テストを来週に控え、全国の受験生は不安を抱えているのだと思います。本校でも70人弱の生徒が受験を予定しています。心から、今までの努力の成果を出し切ってほしいと願います。

あけましておめでとうございます【校長日誌】

皆さま、新年明けましておめでとうございます

今日から仕事始めの方が多いのかと思います。学校も今日から令和3年度の活動が始まりました。しかし、部活動も制限され、いつもの始まりとは違って静かで、さみしい学校です。

皆様も、きっと例年とは異なるお正月を迎えたことと思います。まだ、しばらくは困難な状況が続きそうですが、希望を持って新たな一年を過ごしていきましょう。皆様にとってもよい一年になることをお祈りいたします。

併せて、川口高校への引き続きの応援をよろしくお願いします。

 

今年の出来事ー3年学年通信より【校長日誌】

年末が押し迫ってきました。コロナの関係で部活動が中止になっているため、学校は補習等で登校している生徒のみです。

3年生の学年通信が「今年の主な出来事をチェックしておきましょう」というタイトルで終業式の日に発行されていました。その中で「一般入試ではその年の出来事に関連したことを材料に出題されることも多々あるので押さえておくことが大切」と書いてあります。小論文でも使えるかもしれません。

今年は、コロナ感染に明け暮れましたが、思い返すとその他にもいろんなことがありました。その学年通信から抜粋させてもらいます。

【科学】

ロ新型コロナウイルス関連  ウイルス研究 ワクチン開発 各国の対応 五輪延期 

ロノーベル賞関連  ゲノム編集  ブラックホール研究

ロ計算速度世界一  スーパーコンピューター 富岳

口地質年代の名前に千葉県市原市

【政治】

ロー国二制度  香港  

ロ米大統領選挙 

ロイギリス EUから離脱

口首相の退任後、新首相が就任 新内閣発足

ロ原爆投下から75年 核抑止と国際情勢

【環境問題】
口モーリシャス沖貨物船座礁

口 熊本県 集中豪雨
ロレジ袋有料化スタート
ロ国内最高気温タイ記録 静岡県浜松市

【人権】
ロBlack lives matter. . 黒人に対する差別的行為

 

 

2学期が終わりました【校長日誌】

終業式の校長講話では、次のことを話しました。要旨です。

〇新型コロナに振り回された令和2年うを振り返ってみると、・・・・。

8月24日、2学期は例年よりも早く始まりました。生徒が楽しみにしていた文化祭が中止になり、授業が続きました。やっとのことで10月6日に体育祭を縮小バージョンで行うことができました。生徒の躍動する姿に感動したひと時でした。今思えば、このころはコロナの感染もある程度落ち着いていたんだと思います。中間考査が終わり、授業が再開。あたたかい秋が過ぎ、冬の声を聞くころになると一変してコロナの猛威が私たちを襲い、今も継続している状況です。そのような中、3年生は本格的な進路活動が開始されました。オープンキャンパスに参加することもできないまま、学校選択、そして受験が始まりました。受験方法でもまた、オンライン面接など初めての方法・手段に生徒は戸惑ったことと思います。今まで通り、いつも通りにはいかない歯がゆさを生徒も先生たちも実感してきました。そのような中で、応援のない中でしたが多くの部活動は、地道な活動をしてくれました。先日、2年生には、残念ながら修学旅行の中止を伝えたところですが、こうして、見ると部活動や学校行事が学校にとって大切であることが改めてみえてきた気がします。
12月に入り、新型コロナの猛威が第3波と言われる形で私たちを襲っています。誰もが新型コロナの当事者となる可能性があるという状態です。現在の感染拡大に伴い、保健所の方、医療関係の方の負担を考えると頭が下がるばかりです。少しでも負担を減らしてあげたいという気持ちでいっぱいです。

〇成績について少し触れました。

3年生、成績優良者45名、評定平均9.0以上のチーム川高賞受賞者4名、1学期はそれぞれ77名、16名でした。おしなべると、下がったとと言わざるを得ません。特に進路が決定した人、進学の準備はこの時期が大切なのにもったいなく思います。
2年生、成績優良者41名、評定平均9.0以上のチーム川高賞受賞者2名、1学期はそれぞれ31名、1名でした。
1年生、成績優良者41名、評定平均9.0以上のチーム川高賞受賞者2名、1学期はそれぞれ18名、1名でした。
1年生2年生は、全体的には上昇したと様です。一方、各学年欠点を取ってしまった人がいます。毎日の授業や復習、提出物など再確認してほしいものです。
私たちが平等に持っている資産は「時間」です。これは決して増えることのない資産です。後々、「あれをやっておけば良かった」ではなく「あれをやっておいて良かった」と思えるよう、一言で言うと後悔しないようにしてほしいと思います。

〇講話の後半は、「2019のPisa調査で、日本の子供で将来に希望を持っていると答えたのは16%だけだ」ということを切り口にして、「日本で生きる以上は人口減少・高齢化社会・自然災害・AIとの共存などの社会課題が増える中で生きていくために、正解は無いのだから、たとえ達成できなかたっとしても、そこに向かうプロセスを大切にする力が重要だ、未来は今の自分にとっての希望を作ることだ」ということを話させてもらいました。

〇明日から冬休みを迎えます。3年生で受験を控えている人、就職活動をしている人は気が休まらないかもしれませんが、最善の準備をしてほしいと思います。準備が自信につながります。1・2年生もコロナ禍で思うような生活ができません。部活動も制限されてしましました。いつもと違う年末年始になってしまいそうです。しかし、もうすぐ出口が見つかる、出口を作るという気持ちで、良い年末、楽しい年始が迎えられればと思います。

 

2学期表彰式【校長日誌】

本日で2学期が終了です。終業式に先立って表彰式を実施しました。オンライン表彰式であったために直接手渡すことはできませんでしたが、次の賞状を読み上げさせてもらいました。

①チーム川高賞96名:学業による 9名 1年2名、2年3名、3年4名

           資格による87名 漢検1名 英検80名 数検6名

②長距離走大会:男女上位10名

③ウエイトリフティング部:

 埼玉県新人大会   55kg級 1位、  同 2位、   同 3位

           61kg級 2位、 73kg級 2位、81kg級 1位

 国民総合スポーツ大会 102kg級 1位 

④吹奏楽部:

 吹奏楽教育協会アンサンブルコンテスト 木管八重奏 銅賞、 金管七重奏 銅賞

 埼玉県アンサンブルコンテスト 木管八重奏 銅賞

⑤フォークソング部:埼玉県新人大会予選 優秀賞

⑥演劇部:高等学校総合文化祭地区発表会 奨励賞

終業式の講話の中でも少し触れさせてもらいました。

「本来であれば、体育館で生徒全体で拍手を送りたいところです。それができないことが残念ですが、その努力と栄誉を称えさせていただきます。各分野でよく頑張ったと思います。その他にもたまたま賞状や結果には届かなかった人も多数いると思います。その努力の過程は絶対に無駄にはなりません。何もしなかった人とは歴然の差です、自信を持ってください。」

 

        

避難訓練講話より【校長日誌】

 

今日は、避難訓練で、グランドに全学年が集合しました。例年であれば、その後学年ごとに、降下訓練、消火訓練、煙体験などを行うのですが、どうしても「密」を避けられないため、避難集合訓練だけになってしまいました。

訓練後、校長講評ということで次のような話をさせてもらいました。ご家庭でも、いざというときの共有事項を確認してほしいと思います。

-------------【講評】----------------

人間は経験をすることによって、行動の仕方を学びます。
本日の避難訓練は、地震の時の対応と火災を想定した避難訓練でした。予知の技術が進歩したとはいえ、天災はまだまだ「いつ」「どこで」「どの程度」の天災に遭遇するか分かりません。火災等の人間に起因する人災も予測できません。避難訓練は疑似体験ではありますがいざという時に、適切な行動を取ることができるように経験を積むものです。そして、いざというときに、自分の命や友人の命を守るための重要な行事です。決してやればいいのではなく、その効果が期待できないと意味がありません。
実際に避難しなければならなくなった時にはきっと「焦り」が出るでしょう。集合してからの行動が大切になります。「一人の行動が100人の命、1000人の命にかかわるかも」という意識、そして自分の安全が確保できたならば、次は救護者支援者になるということです。

また、地震・火災のほかにも東日本大震災での津波被害、夏から秋かけては「強風・河川の増水」そしてそれに伴う停電・浸水など多岐にわたる危機管理が要求されるようになったとつくづく思います。今回のような訓練ではまず避難して命を守ること、最低限のところまでです。その先避難所の準備、停電、などその先も考えなくてはいけません。今、停電が起こり、夜の寒さ、スマホが使えないで情報が入らない状況など考えてみてください。現在のコロナ禍では避難所生活もより不便なものになることが想像に難くありません。

私たちは災害をついつい他人事のように感じてしまいます。しかし、このコロナについてもこんな状況になるということを想像していたでしょうか?
もう一度、いざというときの準備、「心の準備」、「ものの準備」、家族との「連絡の準備」など確認してください。

「大学入試共通テスト」ガイダンスと2年学年通信より【校長日誌】

「大学入試共通テスト」が3週間後に迫ってきました。今年から始まる新たな共通テストです。傾向が変わることに加えてコロナのことも不安だと思います。本校でも共通テストを受験する3年生を対象に注意とガイダンスを行いました。

受験生にとっては、正念場の年末年始を迎えます。全国の受験生にエールを送りたいと思います。最後まで全力を尽くしてほしいものです。

さて、2年生の学年通信が12/18と12/22に配布されました。この2号には、11月に行われた模擬試験の各教科の分析結果が書かれていました。2年生の生徒にはよく読んでもらって、来年の受験に向けてスタートダッシュをかけてほしいと思います。英語の中にこんな記載がありました。「直接的な回答部分は探せない。英文を理解したうえで文章の読解力が必要だと言いうことです」。他の教科も入試問題の傾向は変化しています。単に部分的な暗記では太刀打ちできなくなってきています。日頃から、読解力や表現力、自分で総合的に考えて解にたどり着く学習を手掛けなくてはなりません。そして、時間をかけて繰り返すことによって深い理解と幅広い知識が定着します。

進路ガイダンスなど実施【校長日誌】

学期末を迎え、行事が続いています。今日は1年2年は進路ガイダンス、3年は年金講座でした。

2年生にとっては進路はもう目の前に迫ってきています。しかし、コロナ禍でオープンキャンパスや学校訪問が思うようにできずに直接生の情報を得ることがなかなか出来ていません。実際に興味のある学問分野の授業を体験することによって、その分野の特徴やあるいは学校の特徴を掴む取組です。

1年生は多くの学問分野から興味のある分野の説明を聞き、その分野の内容を深く理解するというものです。

それぞれその専門分野の学校の方に来ていただきました。ネットを通じて得る情報ではなく、直接見る聞く情報を整理して自分の経験にすることが大切です。

3年生は「年金講座」を日本年金機構の方からお話を伺いました。