校長挨拶
 「解」のない課題に立ち向かう
 
埼玉県立川口高等学校  校長 上原 一孝

 

 

 本校は、昭和16(1941)年に埼玉県川口市立川口中学校として開校し、埼玉県川口市立川口高等学校、埼玉県立川口高等学校と改称を重ねながら、今年で84年目を迎える伝統校です。この学び舎を巣立っていった卒業生は2万5千人余に達し、様々な分野で活躍しております。川口高等学校は「高く正し」を校訓とし、学習活動はもちろん、部活動や多彩な学校行事を通して、高い志を持って正しく生きるなかで人間的な成長に努めています。

 日本も、世界も、コロナ禍をとおして、「正解」のない課題を改めて気づきました。「正解」は一つではないでしょう。皆さんの今までの勉強の多くは、一つの答えのある問題を解くことでした。しかし、このように何が問題か分からない場合もあれば、問題が分かったとしても誰も答えを知らないという状況に遭遇します。21世紀を生き抜く皆さんは、この「解」のない課題に立ち向かう能力を身に付けることが必要です。

 川口高等学校では、「高く正し」の校訓に基づきながらも、時代や社会の変化に対応した教育を進め、充実した学校生活を送ることによって力を蓄え、高い志を持った次代を担う人材の育成に力を注いでまいります。

 皆さまには、ご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和6年4月1日

第26代校長 上原 一孝

ブログ

校長日誌

【校長ブログ】皆さんの応援を打球に乗せて~川口高校野球部初戦突破!~

 7月14日、3連休の中日、不安定な梅雨空の中、川口高校野球部はUDトラックス上尾スタジアム(埼玉県上尾市)で第106回全国高校野球選手権埼玉大会の初戦を早稲田大学本庄高等学院と対戦し、私も応援に駆けつけました。吹奏楽部、サッカー部、写真部、有志生徒、野球部父母の会の皆様、川口高校卒業生や地域の皆様など、三塁側スタンドは紫色のメガホン一色になりました。

 川口高校は、1回裏に1点、2回裏には2点を入れ、序盤から得点を重ねましたがその後なかなか追加点をとれませんでした。早大本庄も3回表に1点、4回表には失策がらみで1点を追加し接戦となりました。7回裏に待望の1点を入れ、4-2で初戦勝利しました。

 9回表の早大本庄の攻撃では、早大本庄のスタンドでは應援部が早大応援歌「紺碧の空」を連呼して、球場全体を圧倒し、スタンドの応援の大切さを実感しました。私は早大出身ですが、東京六大学の神宮球場と同じくらいの応援指導に感動しました。また、早大本庄應援部の川口高校に対する激励エールに感謝申し上げます。

 応援いただいた皆様、ありがとうございました。次の対戦相手は川口市立高校で、川口ダービーマッチです。7月18日にアイル・スタジアム浦和球場(浦和市営球場)で午前9時からの試合です。引き続き、県立川口高校野球部への応援をよろしくお願いいたします。

【校長ブログ】川口高校野球部へ激励をいただきました~地元の諏訪山町会に感謝~

 7月9日、川口高校では特編授業期間です。今週に入り、梅雨であるのに熱中症警戒アラートが発表されるなど、異常な暑さになっています。

 7月4日、川口高校の地元である諏訪山町会の町会長さんから、甲子園を目指して第106回全国高校野球選手権埼玉大会に出場する川口高校野球部へ激励の差し入れをいただきました。諏訪山町会の皆様に、御礼申し上げます。その際、野球部員が地域の清掃活動など貢献してくれていることについても評価いただきました。

 川口高校野球部は昭和18(1943)年に発足し、昭和30年代から40年代にかけては強豪として甲子園出場を目指していました。最近では平成30(2018)年の第100回全国高等学校野球選手権記念南埼玉大会の決勝戦で、浦和学院高校に惜敗しました。私は、川口高校野球部は、埼玉県公立高校の中で甲子園出場を狙える高校の一つであると思っています。

 川口高校野球部は7月14日(日)に、UDトラックス上尾スタジアム(上尾市民球場)で早大本庄高校と対戦します。応援、よろしくお願いいたします。

【校長ブログ】気を奮い立たせ!~渋沢栄一の言葉~

 7月4日、川口高校では期末考査3日目です。各教室では、生徒一人ひとりが試験問題と格闘していました。今日は埼玉県では熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症予防対策をとりながら、明日の考査に臨んでください。

 昨日7月3日、20年ぶりに新紙幣が発行されました。新一万円札の肖像画となった渋沢栄一の言葉を紹介します。

「自分からこうしたいという気を奮い立たすことで、

 ほとんどのことは実現することができる。」

 埼玉ゆかりの三偉人は、塙保己一(はなわほきいち:1746~1821:江戸時代に目が不自由であったが国学者として活躍)、渋沢栄一(しぶさわえいいち:1840~1931:日本の資本主義の基礎を築いた大実業家)、荻野吟子(おぎのぎんこ:1851~1913:日本で最初の公認の女性医師)と言われています。

 昨日7月3日、20年ぶりに新紙幣が発行されました。新たな紙幣は、一万円札が「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、五千円札は日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、千円札は破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎の肖像がデザインされています。

 埼玉県深谷市出身の渋沢栄一翁は、1840(天保11)年に生まれました。幕末の動乱期に一橋家に仕えた渋沢翁は、27歳の時にフランスへ渡り、そこで、西欧の進んだ政治、経済、文化を目の当たりにします。

 帰国後の渋沢翁は、明治新政府で大蔵省に仕えますが、程なく実業界へと転身し、多くの企業の設立やその育成に尽力し、「日本近代経済社会の父」と呼ばれました。

 また、渋沢翁はその一方で、福祉や教育などの社会事業にも熱心に取り組み、病院や教育施設の整備のほか、災害救援や国際親善にも大きな功績を残しました。

 『論語』を模範とし、常にその精神を尊重してきた渋沢翁は、営利の追求も、資本の蓄積も、道義に合致し、仁愛の情にもとらぬものでなければならないとする「道徳経済合一説」を唱えました。

 偉大な経済人であると同時に、生涯を通じて一人の人間としても優れた道徳を持ち続けた翁の思想は、今日の私たちの生き方にも、多くの示唆を与えています。

【校長ブログ】「勉強」、がんばっていますか~期末考査が始まりました~

 7月2日、川口高校では期末考査の初日です。朝、校内を巡回していると、美化委員会が植えたゴーヤのグリーンカーテンが涼しげです。教室では、早朝から登校した生徒たちが直前チェックに余念がありませんでした。

 ところで、「勉強」とは「学習」の意味であることは今日では明白ですが、明治時代初期には「勉強」という語に「学習」という意味はありませんでした。明治5(1872)年発行のヘボンの『和英語林集成』(初版)には、次のように訳されています。「BEN-KYO ベンキヤウ 勉強(tsutome) Industrious,diligent,active-suru,to be industrious」。「勉強」は「勤勉」の意味でしか訳されていません。学習の意味での勉強は、明治になってすぐ生まれたわけではありません。江戸時代には、勉強は「無理をする」あるいは「骨を折って励むこと」、つまり、たゆみない努力を意味する言葉だったようです。商売では「勉強します」といえば、「安売り」を意味していました。関西地方では今でも言う時があると思います。しだいに、安売りの意味ではなく、学習の意味の勉強が凌駕します。

 大人が「勉強しなさい」と言っている時は、ただ単に「学習しなさい」と言っているのではなく、ひたすらな努力と勤勉を要求している部分があります。語源はともかく、5日までの期末考査、一人ひとりがしっかりと自分の力を発揮してもらいたいと思います。

【校長ブログ】今年も後半になりました~夏越しの祓~

 今日、7月1日で令和6年も後半になりました。私が利用している駅のポスターには、鳩ケ谷氷川神社のポスターで“夏詣”のご案内。初詣と同じように、夏詣でをして心を新たにして後半に臨む方もいます。鳩ケ谷氷川神社にも茅の輪が作られています。

 私は、毎年この時期になると吉田兼好の『徒然草』を思い出します。『徒然草』は、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とともに日本三大随筆と言われています。高校生の時、古典で『徒然草』の授業の時に、夏越しの祓(なごしのはらえ)の説明がありました。大晦日と同じように、穢れを取り払うために除災行事があるのを初めて知りました。6月30日に茅の輪を確認するために神社に行ったのを覚えています。なぜか、授業の記憶は、先生の余談を覚えているものですね。

 『徒然草』第19段では、折々の季節の移り変わりの美しさを説明するとともに、ちょっとした愚痴も記しています。

原文:「折節の移り変るこそ、ものごとにあはれなれ。(中略)六月の此、あやしき家に夕顔の白く見えて、蚊遣火ふすぶるも、あはれなり。六月祓、またをかし。七夕祭るこそなまめかしけれ。(中略)言ひつづくれば、みな源氏物語・枕草子などにこと古りにたれど、同じ事、また、いまさらに言はじとにもあらず。おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば、筆にまかせつつ、あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。(後略)」

 現代語訳:「季節の移り変わりにこそ、風情がある。(中略)貧しき家の夕顔は白く映え、蚊を追い払おうとする煙にも風情がある。六月祓いの儀式もまた興味深い。七夕祭りはあでやかで美しい。(中略)言い続けると、すでに『源氏物語』や『枕草子』で言い古されたことばかり。同じ事を今さらだけど、思ったことを言わないで腹にため込むのは良くないので、筆に任せて書きつつも、どうせ筆まかせのなぐさみで、すぐに破り捨ててしまうもの、これは人に見せるものではないから別にいいのだ。(後略)。」と書いています。 

 現在は太陽暦を使用していますが、当時は太陰暦です。旧暦では、今日7月1日は、まだ5月26日です。ちなみに、今年は8月3日(土)が旧暦の6月29日に当たります。

今日で、今年も後半が始まりました。新年に立てた目標や願いごとは順調ですか。今ひとつ順調でない方は、仕切り直して、気持ちを新たにして7月を乗り越えましょう。

 川口高校は、明日から期末考査が始まります。がんばれ、川高生!

【校長ブログ】期末考査直前の川口高校~学食のDay Salad~

 6月27日、川口高校では期末考査5日前。甲子園出場を目指す野球部員も、早朝は自習室で試験勉強をしていました。

 川口高校の特色のひとつは、職員室近くの廊下に自習机が随所に配置してあること。机上には「本気で自分に向き合えるチャンスは人生に何度もない。それが今である!」などの激励の言葉が背中を押してくれます。試験直前のこの時期は、先生方に直前指導を受ける生徒がたくさんいます。また、自習室も設置してあります。がんばれ川高生!

 

  校内を歩いていると、学食のポスターもちょっと一工夫。昼休み、私は学食で日替わりサラダを購入しました。キャベツやニンジンの生野菜、スイートコーン、ポテトサラダ、唐揚げなどフレッシュでボリュームのあるサラダでした。ごちそうさまでした。

 

 

【校長ブログ】今年一番の暑さになりました~川口高校の熱中症対策~

 6月24日、川口高校では梅雨入り後初めての登校日です。天気予報では真夏日の予報。私は、教職員との校長面談がやっと終了したので、授業観察の再開です。2時間目は1年8組の情報Ⅰ。3時間目は1年1組の歴史総合。どちらもグループワークを重視した授業でした。

 昼休み、昼休みの放送を活用して、保健委員が熱中症予防の取組を紹介しました。埼玉県は、大塚製薬と健康増進に関する連携協定を締結しています。それを受け、熱中症対策に積極的に取り組んでおり、養護教諭が保健委員に働きかけて啓発活動を行いました。

 今日の埼玉県は朝から強い日差しが照りつけて気温があがり、県内すべての観測地点で今年一番の暑さとなりました。県内では午後4時の時点で31人が熱中症の疑いで救急搬送され、22人の方が65歳以上の高齢者とのことでした。

 熱中症は、その症状の進行に応じて適切な判断をして対処する必要があります。めまいや立ちくらみなどの熱中症の初期に現われる「サイン」を見逃さず、頭痛や吐き気、倦怠感などの中等症の症状が現れる前に、早めに風通しの良い、涼しい場所で体を休め、水分や塩分などの補給が必要です。意識を失うなどの重症者が出たら、救急車の要請をするとともに、すぐに全身を冷やす応急手当をすることが大切です。

【校長ブログ】川高への思いを語り合いました~学校評議員会・学校評価懇話会を開催~

 6月20日、梅雨入り前の真夏を思わせる強い日差しの1日でした。校長室や廊下には、華道部の作品が華やかさを演出しています。今回は、バラ、かすみ草、ソケイの作品です。  

 本日は、第1回学校評議員会・学校評価懇話会を本校会議室で開催しました。学校評議員会は評議員5名、学校評価懇話会は評議員5名に加え、生徒代表8名、保護者代表4名に参加いただきました。

 5時間目は各教室の「総合的な探究の時間」を見学していただきました。

 学校評議員会では、今年度の学校自己評価システムシート、進路状況について職員から説明を行い、評議員の皆様から、「川口高校の個別最適学習の取組はどのようになっているか」「川口高校の自慢は生き生きとした生徒」などのご意見・ご要望等をいただきました。

 学校評価懇話会では、生徒代表、保護者代表も加わり、本校の学習活動、部活動、情報発信について2グループに分かれて意見交換を行いました。「高校生の今でなければできない活動をやってもらいたい」「学校説明会での受験生へのエールは最高だった」などのご意見をいただきました。

 年度末に第2回を行い、年度目標の達成状況等についてご意見をいただくことになります。

【校長ブログ】ウエイトリフティング部 インターハイ出場決定

 6月18日、梅雨入りを思わせる雨の中ですが、川口高校では、早朝から生徒が活動しています。川口高校は諏訪山という高台にあり、校庭は椎の木などの巨木に囲まれています。6月のこの時期、各運動部では3年生が高校生活最後の大会に出場しています。今日も、女子バレー部、卓球部、剣道部など奮闘しています。悔いのない高校生活を一人ひとりの生徒に送ってもらいたいと思っています。

 6月16日、川口高校ウエイトリフティング部は、埼玉栄高校(さいたま市西区)で開催された全国高校総体埼玉県予選会に出場しました。この大会は、国民スポーツ大会埼玉県予選会も兼ねており、高校生だけでなく、小学生・中学生や大学生、社会人も参加しています。私も激励に駆けつけました。

 本校からは男子10名、女子2名が出場し、男子55kg級 三浦虎哲 君、男子61kg級 田口温司 君の2名が全国高等学校総合体育大会(インターハイ)への出場を決めました。全国総体は8月1日~5日に長崎県諫早市で開催されます。川口高校ウエイトリフティング部への応援、よろしくお願いいたします。

 また、ALTのマシュー・ドーン先生も出場し、活躍していました。

【校長ブログ】見事なハーモニーを披露しました~吹奏楽部定期演奏会を開催~ 

 6月15日、川口高校吹奏楽部は、戸田市文化会館(戸田市)において、第12回定期演奏会を開催しました。私も激励のために駆けつけました。

 川口高校吹奏楽部は昭和35(1960)年に創部し、今年65年目を迎える伝統ある部活動です。学校史を調べてみると「昭和35年7月、管楽器の音が川口高校校庭の木陰、廊下の片隅に響き始めた。結成して1週間後には講堂で楽器購入の報告と紹介を兼ねた最初の演奏会を行った」と記録されています。

 歴代の先輩達のバトンを受け継いだ現役部員は、毎日、勉学との両立に格闘しながら懸命に練習を重ねてきました。今回の定期演奏会は一年間の集大成です。部員一人一人が、皆様への感謝の気持ちをあらわす場であるとともに、日頃の成果を発揮して見事なハーモニーを醸しだしてくれました。ご来場いただいた皆様に、吹奏楽部の演奏をお楽しみいただいたと思います。

 ご来場いただいた皆様、お世話になった皆様に心から感謝とともに御礼申し上げます。