校長日誌
【校長ブログ】ひんやりする本~県立川口高校図書館の展示コーナー~
県立川口高校の図書館入口にはショーウインドがあります。毎月、川野司書さんと図書委員が工夫をしながら展示物を更新しています。先日、通りがかったら作業中でした。
図書委員に聞いてみると今月のテーマは「ひんやりする本」。どのような本を展示してくれるのか楽しみでした。
次の6冊が選ばれています。
●吉野雄輔『海の本』(角川書店 2005年)…原初、生物がそこか生まれた海。初めて触れる、広大で生命あふれるもう一つの世界。海のすべてを知り尽くした水中写真の第一人者が、人知れず息づく神秘の世界を1冊にまとめました。
●村崎なぎこ『ナカスイ!~海なし県の水産高校~』(祥伝社 2023年)…この高校、濃すぎる! 栃木県立那珂川水産高等学校(ナカスイ)は、内陸県にある日本唯一の水産高校。“脱普通”をもくろむ鈴木さくらは、淡水魚専門の水産高校“ナカスイ”に入学。青春を謳歌するはずが、鮎に恋する神宮寺先生、魚ファーストの小百合、アニオタの地元ギャルかさね、釣りバカの渡辺ら、くせ者ぞろいで大打撃を受ける。水産実習では溺れかけ、おまけに少子化で学校は存続の危機。水没寸前のさくらの前に、あるポスターが……。「求ム! 地元食材&オリジナルレシピ&仲間 一緒に”ご当地おいしい!甲子園”を目指そう!」ナカスイの未来と青春をかけて、さくらは大勝負に挑む!
●岡本 信明・川田洋之助監修『金魚 長く、楽しく飼うための本』(池田書店 2009年)…魚は、たとえば、家族が集まるお茶の間や、オフィスの応接間のテーブルにさりげなくいるのがよく似合います。口をパクパクさせてエサをねだる金魚と対話する。そんな光景は、どんなにすてきでしょうか。本書は、今まで金魚の飼育が上手くいかなかった人、金魚はすぐ死んでしまう生き物だと思っている人に向けて、とてもシンプルでかんたんな飼い方を紹介しています。ぜひ、金魚のかわいさ、飼育の面白さを体験してみてください。
●『アイス一年中』(地球丸 2016年)…手づくりするのには、理由があります。それは、アイスをいちばんおいしく食べられるタイミングが「つくりたて」だから。生クリームや卵を泡立て、ふっくらと空気をふくんだつくりたてのアイスは、驚くほどなめらか。フレッシュなおいしさにあふれています。ご家庭で、手づくりアイスの世界を、ぜひ、ご堪能ください。人気料理家8人の絶品氷菓レシピ集。
●汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』(スターツ出版文庫 2016年)…親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ運命だった――。のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。
●凪良ゆう『星を編む』(講談社 2023年)…第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語