日誌

軽音楽部

7月30日バンド講習&7月31日ドラム講習!

いつも外部講師としてお世話になっているヤマハミュージックジャパンの森山サトシ先生を招き、7月30日31日の

2日間にかけてバンド講習とドラム講習を開きました。

 

【7月30日バンド講習(1年生向け)】

1日目はこれからバンド活動をするにあたって、意識するべきことを学びました。

まずは現2年生が1年生の時のライブ動画を観て、ルーブリック表を使いながら評価するということをやりました。

コロナによって、今後大会などは動画審査が多くなると思います。動画の場合、生演奏より冷静な気持ちで見られてしまうので、動画でもよい演奏を表現できることが求められます。これまで以上に日ごろから自分たちの演奏を客観的に見る目を養う必要があります。

演奏を観終わった後に、良かった点や改善した方がいい点、気づいた点を言い合いました。先輩の動画なので、

遠慮するかな?とも思いましたが、細かいところまで発表してくれた生徒もいました。

普段の練習から動画を撮ることの大切さも伝わればいいなと思いました。

 

次に資料を使ってリズム・サウンド・ステージング・グルーヴをよくするためのポイントを学びました。

ボーカルをバンドの主役にするために楽器隊が気を付けるべきこと、各項目を伸ばすためにどういう練習をすればよいかなど細かいところまで学ぶことができました。

 

 

 

【7月31日ドラム講習(1・2年向け)】

2日目はドラマー+希望者向けにドラム講習を行いました。

ドラムスティックの持ち方、フォームや音量コントールなどの基本的なことを教わった後に、実際に8ビートを叩きました。レベル1からレベル4まで難易度を上げていき、1年生も2年生も実際に叩きながらフォームや癖を指摘してもらいました。ハイハット・スネア・バスドラムの3点だけでリズムを刻む、といえば簡単そうに聞こえるかもしれませんが、その3点だけでもそれぞれの音量バランスや全体の音量コントロールに苦戦している様子でした。

ちょっとした意識や叩き方座り方を変えるだけでも音の鳴りや叩きやすさが変わることも実感していました。

こまめに自分のフォームを見直して、発揮できる最大限の演奏ができるようになってほしいです。

 

終了後は2年生が居残り質問をしていました。さすが2年生!

遠慮せずにわからないこと聞きたいことをどんどん聞く姿勢は1・2年ともにさらに磨いてほしいです。

 

 

 

 

1年生はこれからのバンド活動に向けて、モチベーションを上げることができたと思います。

どの学年も遠慮しがちなところはありますが、年々、入部する生徒の意識の質が上がっているように感じます。

今年は部活のスタートがだいぶ遅れてしまいましたが、お互いに切磋琢磨しながら着実に上達してほしいなと思います。

 

2つ日間にかけてたくさんのことを学ぶことができました!

森山先生、ありがとうございました!!

7月31日から!全国高等学校総合文化祭!!

昨年度の秋に行われた埼玉県高等学校軽音楽新人大会決勝ライブにて本校のDilworthが準グランプリを獲得したことにより、今年の全国高等学校総合文化祭(全国総文祭)に出場することが決まっています。

 

今年はコロナウイルスの関係により、残念ながら、会場だった高知での開催が不可能となりました。

そのため今年はWEB SOUBUNという形でWeb上で動画発表となります。

総文祭の特設ページにて公開されます。

 

WEB SOUBUN特設ページ

↓  コチラ  ↓

https://www.websoubun.com/

 

総文祭公式HP

↓  コチラ  ↓

https://www.2020kochisoubun.com/

 

公開期間は

7月31日(金)~10月31日(土)です。

 

公開まであと2週間となりました!是非ご覧ください!!

 

[フォークソング同好会]7月15日1,2年ミーティング!

7月15日に1,2年生ミーティングを行いました。

 

これまで楽器体験等で上級生と顔を合わせることはありましたが、それぞれの学年全員が集まり顔を合わせるのは今回が初めてでした。

来週からテスト1週間前で部活が休止してしまうので、8月の練習予定表を配布したり、1年生のシャッフルバンドの発表をしたりしました。

 

去年の1年生シャッフルバンドは1年生のみでバンドを組みましたが、今年は新たな試みで1年生と一部の2年生を混ぜたシャッフルバンドとしました。1バンドに対して2年生2人を入れ、計6バンドのシャッフルバンドができました。

このようにした理由は

・上級生とバンドを組むことで、練習の方法やスタジオの使い方を直接教わることができる!

・コロナ禍で通常通りの部活動ができていないが、シャッフルバンドを通して1・2年の交流ができる!

・上手な先輩を間近で見ることでモチベーションを上げることができる!

・毎年実施していた合宿では1~3年のシャッフルバンドだったが、今年は合宿ができないため、合宿の雰囲気に近い形で練習ができる!

からです。

 

いくつか出した課題曲から1曲選び、まずはその曲を仕上げることが目標です。

ライブがいつ開催できるかは分かりませんが、何かしらの形で発表できるようにはしたいです…。

[フォークソング同好会]7月10日楽器購入説明会!

7月10日にいつも外部講師としてお世話になっているプロベーシストの紅谷亮次先生を招いて、1年生向け楽器購入説明会を実施しました。

 

一生懸命練習してはいるものの、楽器の状態が悪くて上達の妨げになっている…という生徒はたくさんいます。

1年のうちからそうした生徒を出さないためにも今回、

 

・楽器のどの部分の状態を気にかけなければいけないか?

・楽器を購入する際にどういう目利きをすればよいか?

 

を主な内容として説明会を行っていただきました。

 

 

説明会の後半は実際に生徒に楽器に触れてもらい、教わった目利きを実践しました。

かなり経験が必要となる部分もあるので、完璧に見抜くのはなかなか難しいですが、これから楽器経験を積んで、常に楽器の状態を気にかける習慣をつけてもらいたいと思います。

 

楽器体験の様子。楽器以外の質問をする生徒もいました。

 

また、説明会後には3年バンドELENAのギター・ベースの簡単なメンテも行っていただきました。

調整されると練習に対するモチベーションも上がりますね!

 

 

今年はコロナウイルスの関係で文化祭も中止となり、校内ライブですらいつできるかまだ見通しが立たない状況です。

音楽はライブが大きな楽しみの1つですが、個人の技術を極める、オリジナル曲を作る、バンドの演奏力を磨くなどやれることはたくさんあります。ライブがなくてもそうしたことに楽しんでチャレンジできるようになってほしいです。

 

1年生の今後の活躍が楽しみです!

 

説明会を行っていただいた紅谷先生、ありがとうございました!!

[フォークソング同好会]7月7日楽器体験!

6月29日に入部希望者説明会をして7月3日に入部届を締め切りました。

今年の1年生は  16人  入部しました!!人数は決して多くはないですが、説明会を経て本気で頑張るという覚悟をもって入部してくれました・・・。少数精鋭で頑張っていきたいと思います!!

 

そして7月7日に2年生によるギター・ベース・ドラムの楽器体験を行いました。

すでに楽器を持っている部員もいましたが、バンドをやる上で他の楽器を知るということはとても重要なことなので、全員に一通り体験をしてもらいました。

 

顧問は別の仕事で参加できず、すべて2年生に任せてしまいましたが、良い雰囲気で体験会ができたと言っていました。1年生も先輩と交流するのは初めてだったので良い機会になったかと思います。

 

今回の楽器体験、10日の紅谷先生による楽器購入説明会を通して、大切にできる自分のパートナーを見つけてほしいです。

 

[フォークソング同好会]6月29日入部希望者説明会!

6月29日に入部希望者説明会を開きました。

第1部部活紹介動画、第2部部長から、第3部顧問からの3部に分けて40~50分ほどかけて説明会を行いました。

 

部長からは部活の概要、練習内容、部活の雰囲気などを話してもらい、2年3年の数人からも部活の雰囲気、部活の良さ、楽しさ、気を付けてほしいことを話してもらいました。

顧問からは部活の良さ、部員に求めること、お金について話しました。

 

やるからには本気でやってほしいですし、音楽活動だけでなく、部活としてライブの運営で役員としての責任を果たす、学校のルールを守るといった当たり前のことができるようになってほしいです。

 

説明会だけでは厳しい部活なのかも・・・?と思う部分もあったかもしれませんが、部員が話したように自由な雰囲気で皆楽しく前向きに部活をしています。

ライブの運営や学校のルールなど、きちんとすべきことはありますし、覚悟をもって本気で取り組んでほしいですが、それ以上に得られる経験値はとても多いです。

 

練習できる場所、ライブをするための機材、外部講師による講習会、県外県内での合同ライブ、大会、文化祭での中庭ライブ・・・。県内の軽音楽部がある部活の中でも恵まれた環境にある方だと思っています。

 

是非入部の検討をしてみてください!

 

[フォークソング同好会]練習再開しました!

6月22日から通常登校が始まり、諸々制限がある状態ですが、部活も再開しました。

 

久々の部活ということで、再開初日の22日は機材の点検や機材の配置を変えるなどしてスタジオの整理をしました。

練習場所のスタジオはそれほど広くはないため、数人だけ集めて整理をしましたが、少ないなりにもテキパキと行動してくれました。部活に前向きな姿勢は変わっておらず、一安心しました。

また、いよいよ部活が再開するということで、部員から「早く練習したい!」というような表情が伺えました。

 

再開したとはいえ、まだまだ油断はできません。

フォークソング同好会が取り組むコロナ対策を記載するので、少しでも安心して活動を見守っていただけたら幸いです。

 

【活動日・活動時間について】

活動日:月~木

活動時間:15:50~17:10

 

【活動詳細】

・ 当面は予約制で練習に入る。

→ 通常であればシフト制で決まった曜日にバンドが練習に入りますが、参加の強制をさせないため、入りたいバンドが入りたい日に予約をして練習に入るシステムです。

・1日最大3バンドまで。1バンド当たり1週間のうち予約できるのは3日まで。

・窓は常に全開にして練習し、1バンドの練習が終わるごとにスタジオの入り口も開放し、10分間の換気をする。

・練習中は原則マスク着用。

・練習前と練習後は手洗いを必ずする。

・スタジオ練習時間以外の待機中に教室等で練習する場合は十分な距離を取って練習する。

・ボーカルについて、2年生は原則マイマイクを購入する。すぐにマイマイクの購入が難しい2年生や3年生はグリルボール(音を拾うマイクの金属部分)を購入。

・アンプなどのつまみはタオル等を使ってなるべく直接皮膚が触れないようにする。

・練習中の激しい動きはしない。

・熱中症にならないように、こまめに水分補給をする。部活Tシャツの作成等も検討中。

 

また、ボーカル用に飛沫感染防止シートを設置しました!

他のパートもスタジオ内でのおおまかな立ち位置を決め、密にならないようにしました。

 

現在1年生が仮入部期間で、例年であれば、スタジオ内見学を実施していましたが、バンドメンバー以外の生徒が入ると密になる可能性があるため、今年は部活見学は実施しません。(正確には実施できません。)

 

29日に入部希望者説明会があるので、そこで入部するかどうかを検討してもらえればと思います。

少しでも部活の雰囲気が伝わるような説明会になるようにします!!

 

 

【今後の予定】

6月29日(月) 入部希望者説明会

7月3日(金) 入部届提出締め切り

7月6日(月) 1年生ミーティング(予定)

7月10日(金) 新入生向け楽器購入説明会 (講師:紅谷亮次先生)

 

緩やかにスタートしましたが、最大限の配慮をしつつ、今年度も全力で活動していこうと思います!

今年度もフォークソング同好会をよろしくお願いします。

[フォークソング同好会]部長・副部長からのメッセージ

新入生に向けての記事と別になってしまいましたが、部員からの声もお届けしようと思い、今回はフォークソング同好会の部長副部長の3人からコメントをもらいました。

 

 

部長(3年・ギターボーカル)

部活の特徴としては各バンドでやりたいと思う活動をしていて、雰囲気的には各バンドごとに色があります。

 

 

副部長(3年・ギターボーカル)

 フォークソング同好会では楽器を使ったバンド演奏はもちろんのこと、ステージ設営、音響関係の運営など、表の輝いた所から裏方の支える所まで、音楽にかかわる様々なことを行います。

 

 私はギターボーカルを全く楽器に触ったことがない初心者から始めて、みんなの前で演奏できるぐらいになることができました!ほかにも私は裏方で動くことが好きで、みんなの演奏の手助けに努力を積むことはとてもやりがいのあることだと考え、いずれ将来にもつなげたいと思い、日々楽しんでいます。

 

 たくさんオススメしたいポイントも、その分壁に当たって立ち止まりそうなポイントもあります。ですが、頑張れば頑張るだけ結果が伴うのが音楽です!初心者も経験者も、みんなの前で輝きたい人も裏で支えたい人も誰でも大歓迎です!絶対に楽しい青春を約束します、フォークソング同好会で待ってます!

 

 

副部長(3年・ベースボーカル)

 フォークソング同好会では学校内の活動だけでなく、他校が主催するライブに参加したり、時には他校を招いて本校でライブを行ったりしています。

 

 ライブを通してたくさんの人と交流できることもフォークソング同好会の魅力の1つかなと思います!それから、楽器未経験者で不安に思っている人もいるかもしれませんが、現部員も高校から楽器を始めた人がほとんどですし、先輩が優しく教えてくれるので全く心配ないです!ぜひ一緒に音楽をしましょう!

 

 

今回は3年生からのメッセージだけでしたので、次回は2年生にもメッセージをもらいたいと思います。

楽しみにしていてください!

[フォークソング同好会]入部を考えている新入生へ

 

(4月14日現在)

※現在、新型コロナウイルスの影響で4月からの部活動に限らず、学校生活全般について先が見えてこない部分が多いです。見通しが立ち次第、HP上で順次部活のイベントスケジュールを公開していく予定です。様々な制約を受けることが考えられますが、練習環境・練習方法に最大限の配慮をしながら活動できる範囲で取り組んでい予定です。

  

 

【入部を考えている新入生へ】

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。入学してどの部活に入ろうか今から考えている人も多いでしょう。フォークソング同好会に入ろうかなと考えている人は必ず以下の内容をよく読んで、その上で本当に入りたいか考えてください。

 これから書くいくつかの項目に対し、それでも覚悟をもってやるぞ!という気持ちがある人は歓迎しますが、安易な気持ちでやろうとするなら他の部活を検討してください。

 

 

① 本気で音楽をやりたい!という覚悟はあるか?

 以前は特に説明会の実施や入部条件を提示するわけでもなく、来るもの拒まず的なスタンスでした。その結果として起こったことは

・部員のやる気の違いによりバンド解散。

・人数過多により十分な練習時間の確保ができない。

・合同ライブの運営や校内ライブの運営には非協力的で、自分の演奏だけを楽しむ人もいた。

などです。

 

 学校の部活動として軽音楽をやっているので、ここでしかできない、ここでしか打ち込めないことに全力で取り組んでほしいと考えています。例えば、自校他校での合同ライブに参加して色んなバンドと友達になり刺激を受ける、運営面にも積極的に参加し自身の人間力を成長させる、顧問や外部講師の指導を受けて自身の音楽を磨くための探求をするなどです。

 

 音楽にはゴールもなければ勝ち負けもありません。自由だからこそ、やればやるほど表現の幅や楽しさが広がります。色んなことに積極的に参加すれば、人生の中でかけがえのない1ページとなるでしょう。

 

 

② 自分勝手なことはしない。

 バンドは個人でするものではないので、バンドメンバー内で練習や部活のイベントの日程は必ず把握をしてください。部活に支障をださない、メンバーに迷惑をかけないように心がけることが大前提です。

 

 あれこれ言われずに仲のいいお友だちと音楽を楽しくやるのは学校でなくてもできます。好き勝手やって、挨拶をしない・ルールを守らない・部員としての責任を果たさない・練習日に個人の都合(バイトなど)を優先するなどはただただ迷惑でしかありません。全力で楽しむことは顧問も勧めていますが、やるべきことはメリハリをつけてしっかりやりましょう。

 

 

③ 兼部は不可

 これは今年度から新たに設けることにしました。

現在の練習システムは月~木はシフトを組んで週に1回スタジオ練習、金土は入りたいバンドがスタジオの予約をして練習する形となっています。火~木は普通教室を開放し、練習したい人が個人練習などで使用しています。したがって、教室練習を除けばスタジオでの練習は週に1回~3回です。練習日数から兼部をする生徒もいました。せっかく練習場所や練習環境が整っているので、それを十分に活用するぐらい取り組んでほしいですし、やる気の差を出さないためにも、生徒会も含め、兼部は認めません。

 

 また、家庭の事情等で学校に許可されている場合のアルバイトには制限は設けていませんが、練習日や部のイベントに重ねないようにしてください。予定表は早めに出すようにしているので、自分のスケジュール管理は徹底してください。これは部活に限らず何事でもそうです。

 

 

④ 6月末のデビューライブまではシャッフルバンドで活動

 今の2年生までは4月に入部してすぐバンドを組んで、という形でした。入学してお互いのことをよく知らないまま組んで、数ヶ月後に解散…なんてこともありました。またできる曲よりやりたい曲を選んだことで技術が追い付かず、各バンドのスタートがバラバラになることもありました。それらを踏まえて、最初はこちらでシャッフルバンドを組んで、いくつかの課題曲から選んで練習になります。6月のデビューライブ後に初めて自分の好きな人同士でバンドを組むことになります。

 

 編成の都合上、掛け持ちになったり、希望のパートにならなかったりすることもあるかもしれません。

(もちろんなるべくそうならないようにはします。)

 

 

⑤ お金がかかる部活です。合同ライブは1日がかりのイベントです。

 ある程度最初に楽器等をそろえれば、しばらくはそのまま活動はできますが、プラスで機材をそろえようとするとお金がかかります。他校の合同ライブの参加も増えてきているので、交通費もかかります。

 

 合同ライブは他校自校関係なく朝集合して夕方解散が普通です。自校での合同ライブは平均して2か月に1回ですが、当然準備や片づけもあります。遅刻をしない・最後まで残って仕事をやりきるが大前提です。

 

 こうした他校の生徒のライブを見ることはかなり刺激になり、モチベーションにつながります。川口高校は県内では少しずつ活発に活動している学校の1つになりつつあります。しかし、東京や神奈川などに比べると実力はまだまだ劣っています。幸いなことに県外からの合同ライブのお誘いも増えてきているので、そうした同年代の強豪たちの演奏を見る・その学校で演奏するというチャンスを逃す手はありません。

 

 講師の紅谷亮次先生曰く、「良いミュージシャンは、まず良いリスナーである」です。

 

 

⑥ 「自分たちで考えて行動する」が大前提

 基本的に普段の練習やライブの準備片づけ運営に対して、顧問は最低限の説明や指示だけ出してあとは生徒たちでやらせるようにしています。それができる生徒がほとんどで、生徒に信頼を置いているのでそうしています。顧問もいつまで本校にいられるかわからないので、自分たちで部活を築き上げる力を身につけてください。

 

 音楽は裏方の存在があるからこそ、ステージやライブが存在します。学校に限らず音楽をやる以上そうした人たちに最大限のリスペクトをしましょう。また、準備には時間がかかります。扱う機材や配線の種類も多いです。9月で3年生が引退するので、9月以降は1・2年が協力し合って機材の扱いができるようにならなければいけません。9月までには上級生に教えてもらいながらある程度の知識を身につけてもらいます。わからないことは指示を待つのではなく、自分から質問をしましょう。もちろん全体で機材の扱い方や準備の仕方を説明する機会はあるので安心してください。

 

 合同ライブへの出演やバンドクリニックを受けるかどうかも希望制にしています。上達するための機会は顧問が作ります。しかし、その機会を自分のものにするかどうかは自分で決めてください。1つ言えることは、それらのチャンスを掴んでいけば必ず上手くなりますし、自分の世界観も広がります。

 

 

<補足> 謙虚さと素直さが上達する1番の近道

 練習量を積み重ねれば、もちろんそれなりに上達はするのですが、どこかで必ず壁にぶつかります。その時に自分のプレイに対してできないことを認められるかどうか、顧問や仲間、講師に言われたアドバイスを跳ね返すのではなく、素直に向き合えるかどうかがその先への分かれ道です。強がりやごまかしは通用しません。これぐらいでいいやと思った瞬間に成長は終わります。

 

 音はその人の心なので、練習量も人間性もすべて音に出るものだと思ってください。とはいってもなかなか高校生のうちはピンとこないかもしれませんが…。

 

 世界的に有名なギタリスト、エリッククラプトンの名言で

「ステージに上がった時、自分が1番上手いと思え、ステージを降りている時、自分は1番下手だと思え」

とあります。ステージでは堂々と、日々の練習では謙虚で素直な姿勢を忘れずに励んでください。

 

 

 細かいことは学校再開後に行う入部希望者説明会で説明をします。入部を少しでも考えている人は必ず参加をしてください。入部制限はよほどでなければするつもりはありませんが、新入部員は20人~25人程度が理想です。

 

 

まとめ

 上の①~⑥で書いてあることは、1日何時間練習しなさいとかそういう類のことではありません。練習したりライブに参加したりした分だけ確実に上達します。たくさん練習をしてほしいですし、やるなら相応の練習をするのは当たり前ですが、普段部員にガミガミと練習しなさいとは言いません。やらされる練習なんて楽しくないですし、強制するものではないと考えています。部活は自分の意志で入るものなので、顧問にうるさく練習しろと言われる程度なら部活で軽音楽なんてやらない方がいいです。もちろん、頑張りたいという意思があるバンドには顧問ができること伝えられる技術や知識は出し惜しみしません。

 

 音楽に限ったことではありませんが、結局やるのは自分なので充実させるかどうかは自分自身の覚悟次第です。

 

 だからこそ、自分で考えて行動でき、楽しむために、表現するために努力する、そんな志が高い人に入ってきてほしいです。そういう人と顧問生徒という立場関係なく一緒に音楽を探求し楽しみたいですし、色んなチャンスを掴んでほしいです。

 

 色々厳しいことを書いたかもしれませんが、どれも当たり前のことでそれを当たり前にやるということが存外難しかったりします。毎年入ってくる部員はほぼ全員初心者ですが、部員は楽しく自由に部活をやっていますし、上に書いたようなことができているバンドは上達していますし、結果も出しています。

 

 音楽は奥が深くて本当に楽しいです。きちんと取り組めば技術的に上達するだけでなく、コミュニケーション能力や創造力、主体的に行動できる力など、社会でも通用する人間力も身に付きます。まずは体験入部や説明会に来て雰囲気を感じ取ってください。

 

 楽しく、本気で音楽に打ち込める環境があることが、川口高校のフォークソング同好会の魅力だと思っています。

わからないことや聞きたいことがあれば顧問・佐藤までお問い合わせください。

[フォークソング同好会]昨年度活動のまとめ

昨年度のまとめ記事です。

 

【活動について】

昨年度の目立った活動内容(☆)/新しい試み(◎)は以下の通りです。

☆本校主催の合同ライブを5回開催。

☆他校開催の合同ライブに13回参加。

☆外部講師による講習会等を8回実施。

 お世話になっている先生

 ・紅谷亮次先生(Wabi_Sabi、プロベーシスト)

 ・浅川信先生(スタジオアドバイザー、ボーカル講師)

 ・森山サトシ先生(YAMAHA)

 ・山下浩先生(YAMAHA)

 ・KOTA先生(プロギタリスト)

☆第7回埼玉県高等学校軽音楽新人大会 

 出場:ELENA(2年)、Dilworth(1年+2年) 出場2バンドとも県大会出場

 Dilworthは準グランプリを獲得し、8月に開催される第44回全国高等学校総合文化祭(高知県)に出場決定

☆第5回埼玉県高等学校軽音楽ルーキーズフェス(1年生大会) 

 出場:Dilworth、EDEN、poco a poco   出場3バンドとも3位相当の優良賞受賞

☆第21回青二祭@赤坂Blitz出場(開催は中止になりました。)

 出場:Dilworth

☆プロアーティスト四年二組とのコラボ。

☆PA機材を充実させる。

☆照明機材導入。

 

◎1年生は入部後シャッフルバンドを組み6月でデビューライブ。

◎大会エントリー前に校内選考会を実施。

◎選択教室での練習。

◎電子ドラムを購入し、部室でのバンド練習が可能に。

◎1年生全員学校経由で教本を購入。

◎月~木をシフト制、金土を予約制に変更。

(予約制…練習に入りたいバンドがスタジオの予約をし、より練習に励みたいバンドが練習できるための制度)

◎文化祭はすべて部の機材で実施。

◎1年生からオリジナル曲作成を推奨。

 今年度オリジナル曲を作った1年生バンド

 → Dilworth、EDEN、Milky Way、poco a poco、大竹銀士(弾き語り)

 

【1年間を振り返って】

 この1年間でより重点的に取り組んできたことは、

 

・練習時間と練習の質の向上。

・部活動としてふさわしい雰囲気や環境作り。

・生徒自身が考え、話し合い、行動できるように部長、副部長、各班リーダーを中心に運営させる。

です。

 

昨年度は残念ながら夏の軽音楽コンテストでは予選敗退という悔しい結果に終わりましたが、新人大会では出場2バンドとも県大会出場、ルーキーズフェスでは出場3バンドが入賞と成果を出すことができました。さらにはDilworthが8月に高知県で行われる全国総文祭に出場します。

 

 

 

 

生徒の技術面の向上だけでなく、人間面でも成長が見られました。HP上でその都度記事にはしていますが、ある程度最初に指示を出してしまえば、あとは生徒同士で声を掛け合い自分たちで行動する場面が増えました。主体性を持った頼もしい生徒が多いです。

 

 

こうしたことから部活の雰囲気もとても良くなっています。顧問が就任してから少しずつ変化を加えてきたことにより、部員との衝突は多々ありましたが、ようやく安定してきた様子があります。こうした部の雰囲気がこの部をさらに良くしていくと感じています。

 

参考:昨年度の活動スケジュール.pdf