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【校長日誌】1学期終業式!

7月17日(金)

1学期が終わりました。
リモート配信で、終業式などが行われました。

終業式
校長講話では、1学期の振り返りとして、体育祭で互いを応援し合う姿勢が大変素晴らしかったこと、そして校訓『高く正し』が持つ哲学的な意味について話しました。
生徒指導主任講話では、夏休みを安全に過ごすための諸注意が伝えられ、特に交通安全に関する心構えが強調されました。
情報管理部主任講話では、AI利活用ガイドラインに基づき、すでに起こっている事例を交えながら、適切な利用のために注意すべき点がわかりやすく説明されました。

終業式終了後には、表彰式と壮行会が行われました。

表彰
部活動または学校成績で優秀な成績を収めた生徒が表彰されました。
・ウエイトリフティング部:関東大会・総体県予選会
・陸上競技部:総体県予選会・関東選手権県予選会
・成績優秀者または一定レベル以上の検定合格者「チーム川高賞」

壮行会
インターハイに出場するウエイトリフティング部4名、関東選手権大会に出場する陸上競技部1名の壮行会が行われ、全校で健闘を祈りました。

 

 

校長講話(要約)

1学期を振返ると、勉強はもちろん、様々な場面で、皆さんの真剣に取り組む姿を見ました。
その中でも、特に印象に残っているのは体育祭です。
事前に、「本校の体育祭は盛り上がって、見ものですよ」と聞いていました。
しかし、実際に見た体育祭は、想像をはるかに超えるものでした。
本校の体育祭は、競技に出る人はもちろん、応援する人も主役でした。
出場している仲間を通じて、全員で盛り上がることを楽しむ行事でした。
他人のために行動・他人を応援、したりすることは、言葉で言うほど簡単ではありありません。
しかし、皆さんは、全員でそれができていました。
川口高校のどこにも負けないよいところだと思います。

さて、4月に校長として着任し最初に考えたことは、川口高校の教育力と生徒の意欲を高め、生徒の力を伸ばすためには、生徒と教員が同じ方向を向くことが大切だろう、ということです。
そして、その拠り所となるのが、校訓なのではないか、と思いました。
皆さんがよく「校訓『高く正し』のもと・・・」と言葉にしているのを耳にするたび、校訓が本校の力の源であると感じます。
生徒と教員がともにこの校訓を理解し、目標として歩めば、教育力は必ず向上し、生徒は夢の実現に近づくはずです。

では、校訓『高く正し』とは、そもそもどういう意味なのでしょうか。
学校の公式な説明では、「高い志をもって、正しく生きる」とされています。
「高い志」はイメージしやすいかもしれません。しかし「正しく生きる」とは何でしょうか。
普通に受け取れば「決まりを守って生きる」ということかもしれません。
しかし、校則や法律を守ることは当たり前です。
川高レベルの生徒に対して「決まりを守れ」はあまりにも浅いと思います。
おそらく「規則を守ることは当然として、その先にどんな生き方をするのか」「何をもって正しい生き方となすのか」を問う、非常に深い言葉なのだとの思いに至りました。

ここで、皆さんに紹介したい本があります。
昭和12年、本校創立の4年前に出版された『君たちはどう生きるか』です。
高校生までの人に読んでほしい本です。
ある少年が信頼する大人の導きによって、人生の指針を探し、友情や葛藤を通して成長する物語です。
当時の日本は戦争に向かい、社会が不安定になっていました。
そんな時代に、この本は若者に「自分で考えて生きる」という強いメッセージを与えたようです。
この本が伝えていることは、
「人は弱い。だからこそ、日々の出来事の中で、自分の行いを見つめ、しかも視野を広げ、考え、そして誠実に行動することが大切だ」ということだと思います。
体育祭で皆さんが見せた、 主役を一生懸命応援する、そのまっすぐな誠実さは、この本が語る“正しさ”にも通じるものだと感じました。
この本を読んで、生き方を決めた人も多いと聞きます。
本校も、この本が生まれた時代と、同じ空気の中で創立されたのかもしれませんね。

では皆さん、あなたにとって、「正しく生きる」とは何でしょうか。
ルールを守ることは当然だと思っている人は、その先の「自分の生き方」について考えてみてほしいと思います。
自分の生き方について考え続け、なんらかの結論を言葉にできるようになること、そして、その先に「自分はどう在りたいのか」をまた考え続けること、これはまさしく哲学です。
『高く正し』は、常に「正しく生きるとは何か」を考えさせてくれる、哲学的な校訓なのだといえるでしょう。

最後に、改めて皆さんに問いかけます。
あなたにとって、「正しく生きる」とは何ですか。

充実した夏休みを過ごし、2学期始業式で、元気に再開しましょう