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【校長ブログ】不正解ではありません。未正解です。~中間考査が始まりました~

 5月19日、県立川口高校では1学期中間考査が始まりました。各教室では、生徒が答案と格闘していました。中間考査は21日まで続きます。

 生徒の皆さんは、新学期を迎えてからここまでに自分自身が学習の正しい方法と習慣を身につけることができたか、この機にしっかり確認しましょう。特に1年生は、生活環境も学習内容も大きく変化した中で、学びのスタイルを上手く適合できたかが試されます。

 定期考査は、各教科で、卒業までに身につけさせたい学力から逆算して、時期ごとに獲得させるべき学力を目標に設定し、その達成度を測れる定期考査問題を作成しています。学校の先生は、授業改善には熱心ですが、定期考査となると旧態依然とした暗記型ばかり…では、真の学力を測定することはできません。考査問題を変える工夫と努力は、授業改善にも同等以上のエネルギーを投じることで、より大きな実を結ぶと思います。

 どんな人間も間違いから学び、前進していきます。間違いを放置せず、改善のきっかけとしていくことで成長していくのです。そう考えると、「×」はまさに成長過程の印。「ここが伸びるところだよ」の目印です。先生と生徒が、「×」の意味をしっかり共有して、先生はしっかり「×」をつけ、生徒はそれを受け止めて、解き直しをして学びを深めていく。不正解ではありません。未正解です。まだまだ伸びしろがあります。がんばれ川高生!