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【校長ブログ】幸せの感じ方~春爛漫の川口高校~

 4月16日、早朝、校舎内を巡回していたら、久しぶりに富士山が良く見えました。真冬の富士山とは違う陽春の富士山。朝から清々しい気持ちになりました。

 1年生も高校生活になれてきたようです。幸せの概念は多様ですが、ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマンの唱える「幸せの種類」について紹介します。セリグマンが唱えたウェルビーイングの多面的モデルを解釈すると、幸せには5つの種類があるということになります。「達成」「快楽」「没頭」「良好な人間関係」「意味合い」の5つです。

 「達成」は何かを成し遂げたときに感じる幸せ。自信に繋がりやすい幸福感です。

 「快楽」は美味しいものを食べた時などに感じられる幸せ。幸せホルモンと称されるドーパミンが放出されるタイプの幸福感です。

 「没頭」は時間を忘れて夢中になっている時に感じる幸せのことです。

 「良好な人間関係」は、例えば、自分の好きな人と楽しく幸せに暮らすことや、気の合う仲間と時間を共有する幸せのことです。もしかしたら、コロナ禍で最も多く失われた幸せはこれかもしれません。

 「意味合い」は、自分が誰かに貢献していると感じることができている幸せのことです。自分の存在に意味を見いだせている状態といえます。これはモチベーションの源泉にもなり、毎日を快活で明るく過ごすために欠かせない幸せです。

 県立川口高校の皆さんには、たくさんの「幸せ」を高校時代に体感してもらいたいと思っています。