【校長ブログ】生きてるだけで丸もうけ~明石家さんまさんの座右の銘~
8月12日は1985(昭和60)年の日航ジャンボ機墜落事故から39年目です。当時、私は大学生でしたが、夏の夕暮れ時に、テレビで日航機が行方不明になったという速報が流れたことを今でもよく覚えています。明石家さんまさんのテレビ番組を見ていて、あの夏を改めて思いました。
明石家さんまさんは、当時毎週月曜日、「オレたちひょうきん族」(フジテレビ)という人気テレビ番組の収録をし、午後10時にスタートするラジオ「MBSヤングタウン」(毎日放送)の生放送に出演するため、東京から関西に移動していたそうです。1985(昭和60)年8月12日のこの月曜日も、いつも通りの日本航空123便を利用する予定でしたが、テレビ番組の収録が早めに終わったため、いつもより1便早い全日空機に繰り上げたそうです。ラジオ番組が始まる前に墜落事故を知ったさんまさんは、体の震えが止まらず、トークができず、ずっと音楽を流していたそうです。
日航ジャンボ機墜落事故は、乗員乗客520名が亡くなった航空機史上最悪の死者数を出した出来事です。東京2020オリンピックの閉会式でも流れた「上を向いて歩こう」で有名な歌手でタレントの坂本九さんは、いつもと違うこの便に乗り、亡くなりました。
さんまさんは、命拾いした、生きていてよかった、生きているだけでありがたいことだと思い、「バカなことでも何でもやって、これまで以上にみんなに楽しんでもらおう。笑ってもらおう」と心に決めたそうです。明石家さんまさんの座右の銘は「生きてるだけで丸もうけ」。娘さんにも、それを縮めて「IMARU いまる」と名付けています。