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【校長ブログ】気を奮い立たせ!~渋沢栄一の言葉~

 7月4日、川口高校では期末考査3日目です。各教室では、生徒一人ひとりが試験問題と格闘していました。今日は埼玉県では熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症予防対策をとりながら、明日の考査に臨んでください。

 昨日7月3日、20年ぶりに新紙幣が発行されました。新一万円札の肖像画となった渋沢栄一の言葉を紹介します。

「自分からこうしたいという気を奮い立たすことで、

 ほとんどのことは実現することができる。」

 埼玉ゆかりの三偉人は、塙保己一(はなわほきいち:1746~1821:江戸時代に目が不自由であったが国学者として活躍)、渋沢栄一(しぶさわえいいち:1840~1931:日本の資本主義の基礎を築いた大実業家)、荻野吟子(おぎのぎんこ:1851~1913:日本で最初の公認の女性医師)と言われています。

 昨日7月3日、20年ぶりに新紙幣が発行されました。新たな紙幣は、一万円札が「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、五千円札は日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、千円札は破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎の肖像がデザインされています。

 埼玉県深谷市出身の渋沢栄一翁は、1840(天保11)年に生まれました。幕末の動乱期に一橋家に仕えた渋沢翁は、27歳の時にフランスへ渡り、そこで、西欧の進んだ政治、経済、文化を目の当たりにします。

 帰国後の渋沢翁は、明治新政府で大蔵省に仕えますが、程なく実業界へと転身し、多くの企業の設立やその育成に尽力し、「日本近代経済社会の父」と呼ばれました。

 また、渋沢翁はその一方で、福祉や教育などの社会事業にも熱心に取り組み、病院や教育施設の整備のほか、災害救援や国際親善にも大きな功績を残しました。

 『論語』を模範とし、常にその精神を尊重してきた渋沢翁は、営利の追求も、資本の蓄積も、道義に合致し、仁愛の情にもとらぬものでなければならないとする「道徳経済合一説」を唱えました。

 偉大な経済人であると同時に、生涯を通じて一人の人間としても優れた道徳を持ち続けた翁の思想は、今日の私たちの生き方にも、多くの示唆を与えています。