【校長ブログ】分断をほどく鍵は足元に~3学期始業式~
1月8日、本日から3学期が始まります。早朝の校舎を巡回していたら、雪をかぶった新春の富士山がよく見えました。県立川口高校では、アリーナ(体育館)を2月まで大規模改修工事中のため第3学期始業式をリモートで実施しました。
校長講話では、元旦の新聞の社説について説明しました。新聞は国内のニュースや世界情勢、政治経済など幅広い情報を効率よく把握できる媒体のひとつです。日本では103の新聞社がありますが、全国的に毎日発行している新聞社は「読売新聞社」、「朝日新聞社」、「毎日新聞社」、「産経新聞社」、「日本経済新聞社」の5社です。
私が注目した社説は、福岡県福岡市に本社がある西日本新聞の社説「新年に考える 分断をほどく鍵は足元に」です。当然、新聞は埼玉県では販売されていないので、インターネットで読みました。
〇分断の波は報道機関にも及ぶ。新聞は「オールドメディア」に仕分けられている。
〇立場は異なっていても前を向くことで一つにまとまれる。
〇東京の高層ビルからは見えなくても、足元に目を凝らせば、分断をほどく鍵が見つかる。地域ジャーナリズムの真価はAI時代にこそ問われる。私たちは九州の新聞として、暮らしに寄り添う姿勢を貫く。
特に最後のフレーズの視点が大切だと思いました。校長講話の内容を紹介します。
今年は2026年になり2020年代も後半になりました。この年明けに考えたいのは、5年先の皆さん自身の姿です。3年生は23歳、1年生は21歳になっています。
2030年代は、君たちが社会を築く基礎をつくる時期と重なります。より希望のある未来を次の世代に伝えるためには、君たちは2020年代をどのように生きたらよいのかを考えましょう。
No one will be left behind 「誰も置き去りにしない」
この言葉は、2015年の国連サミットの会議で採択された「持続可能な発展目標」(SDGs=Sustainable Development Goals)の基本理念。世界中のあらゆる国や地域が「生産・消費のあり方」を変える必要があるなど、人々のライフスタイルにまで踏み込んだ地球レベル、世界レベルでの果敢なる挑戦です。
貧困、教育、気候変動など17分野にわたり、世界と地球を永続させるべく取り決めた開発目標です。その達成期限があと5年先の2030年。
皆さんは今朝、新聞を読みましたか。私は、朝日新聞と読売新聞を定期購読しています。一部180円です。県立川口高校でも毎朝、各教室に新聞を配布しています。
皆さんはどのように「情報」を収集していますか?
SNSで集めている人がほとんどでしょう。興味本位の情報には多くの人が飛びつきますが、ある意味危険なことです。雰囲気が作り出され、世論が形成されてしまう危険性があります。あまり興味のない内容や自分に不都合な内容なども含めて幅広く自分で意識して収集しないと、的確な判断ができません。そのためにも、新聞というメディアは重要だと思います。
新聞は国内のニュースや世界情勢、政治経済など幅広い情報を効率よく把握できる媒体のひとつです。日本では103の新聞社がありますが、全国的に毎日発行している新聞社は「読売新聞社」、「朝日新聞社」、「毎日新聞社」、「産経新聞社」、「日本経済新聞社」の5社です。
元旦の新聞の社説欄は、各紙が総力を挙げて主義・主張をする場でもあります。社説はニュースとは違い意見が含有されているので、その意見に惑わされることなく書かれていることを的確に読み解く技術も大切です。
読売新聞、日本経済新聞は、世界における日本の役割を主張しています。朝日新聞と毎日新聞は、分断とポピュリズム(大衆からの人気を得ることを第一とする政治思想や活動)に注意しろと主張しています。産経新聞は、台湾問題に切り込んでいます。各紙の社説の題名を紹介します。
〇読売新聞「知力、体力、発信力を高めたい 世界秩序の受益者から形成者に」
〇朝日新聞「つなぐ’26 退潮する民主主義 「分断の罠」に陥らぬよう」
〇毎日新聞「海図なき世界 「ポスト真実」超えて 未来を描き社会を変える」
〇産経新聞「「台湾有事の前年」にしないために」
〇日本経済新聞「混迷を好機にする行動の1年に」
5大新聞社も大きく保守系とリベラル系に分類され、主義主張は異なります。今年のキーワードは「分断」でしょう。
しかし、私が注目したのは、全国紙ではなく、地方紙の社説です。福岡県福岡市に本社がある西日本新聞の社説「新年に考える 分断をほどく鍵は足元に」です。当然、新聞は埼玉県では販売されていないので、インターネットで読みました。
〇分断の波は報道機関にも及ぶ。新聞は「オールドメディア」に仕分けられている。
〇立場は異なっていても前を向くことで一つにまとまれる。
〇東京の高層ビルからは見えなくても、足元に目を凝らせば、分断をほどく鍵が見つかる。地域ジャーナリズムの真価はAI時代にこそ問われる。私たちは九州の新聞として、暮らしに寄り添う姿勢を貫く。
大学入学共通テストまであと9日。
素晴らしい川口高校の仲間とともに、逃げずに壁を乗り越えよう。
素晴らしい川口高校の仲間とともに、逃げずに自分の夢を実現しよう。
素晴らしい川口高校の仲間とともに、希望がもてる社会をつくっていきましょう。
来る2030年。皆さんは23歳から21歳になっています。皆さん、10年後の2036年の自分を想像してみてください。社会人の人もいるでしょう。大学院生の人もいるでしょう。日本国内で活躍している人もいるでしょう。海外で活躍している人もいるでしょう。結婚して子供がいる人もいるでしょう。彼氏や彼女を探している人もいるでしょう。10年後、自分自身に誇れる自分であってもらいたい。そのためにも今の頑張りが大切です。
川高生の皆さん。
元気に挨拶していますか。
他人に優しくしていますか。
夢をあきらめていませんか。