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【校長ブログ】社会問題を考えてキャラクターで伝える~立体ポスター~

 高校の芸術科は音楽、美術、書道、工芸の4科目から構成されています。県立川口高校では、1年次の必履修選択科目として「音楽Ⅰ」「美術Ⅰ」「書道Ⅰ」を開講しています。

 高校教育の教育課程の基準である学習指導要領では、芸術科の目標は、「芸術の幅広い活動を通して、各科目における見方・考え方を働かせ、生活や社会の中の芸術や芸術文化と豊かに関わる資質能力を次のとおり育成することを目指す。①芸術に関する各科目の特質について理解するとともに意図に基づいて表現するための技能を身に付けるようにする ②創造的な表現を工夫したり,芸術の良さや美しさを深く味わったりすることができるようにする ③生涯にわたり芸術を愛好する心情を育むとともに、感性を高め、心豊かな生活や社会を創造していく態度を養い,豊かな情操を培う とあります。

 県立川口高校の芸術科(美術)の 齋藤 幸栄子 教諭は、美術の授業で、「立体ポスター」と題して今日の社会問題を考察させ、キャラクターを通して立体的に表現するというユニークな取組を行っています。いわゆる闇バイト防止を訴える「学生の闇バイト 高収入バイトは犯罪!」や海洋プラスティック問題を訴える「ペットボトルの使用を減らせ!水筒を持ち歩こう」などユニークな作品が展示されています。

 大切なのは社会問題を認識する力と表現力。より良い社会にしたいという若者の純粋な気持ちを大切にしたいものです。