日誌

【演劇部】リハーサルのリハーサルを実施

前回の投稿で紹介した「建て込み」の後に、引き続き「サウンドチェック・照明当たり合わせ・きっかっけ合わせ」の練習を行いました。実は秋大会本番の前日に公演会場(新曽福祉センター3階ホール)の舞台で60分間のリハーサルを行うのですが、時間内に上記のすべてのメニューを終えなければなりません。なのでリハーサルをスムースに進めるためにリハーサルのリハーサル(リハーサルの練習)…通称『リハリハ』を行うのです。今回はリハリハ後半の様子をお伝えします(リハリハの前半が「建て込み」でした)。

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サウンドチェック:
音響スタッフがマイク・スピーカー・アンプ・ミキサーなどの音響機器の動作を確認し、効果音やBGMの音質・音量バランスの調整を行う技術的な準備工程です。俳優の発声や効果音、BGMの音量が適切で、クリアに聞こえるように音量・音質を調整します。さらに舞台上と客席で、また演者間での音のバランスを調整します。舞台監督が総合的に判断し、適切に調整されていればOKを出します。

下音響・照明スタッフ

照明の当たり合わせ:
照明スタッフがステージ上で機材の操作と調整を行い、役者の動きや演技に合わせて光を作り込み、照明の仕上がりを最終確認する重要な工程です。照明には「ボーダーライト、スポットライト、ステージサイドスポットライト、ホリゾントライト、サスペンションライト、シーリングライト」など、さまざまな機器を使いますが、それらの調整は大変です。しかも学校にはこれらの照明機器がないのでリハリハでも実際に操作の練習ができず、エアでの練習になります。

きっかけ合わせ:
「きっかけ」とは、照明や音響効果、大道具の動作など、舞台上で次のアクションを開始する合図やタイミングのことです。台本の一文や演者の動作、特定の効果音などがきっかけとなり、それを受けて他の要素が連動します。本番と同様の舞台装置で行い、舞台監督の指示のもと、音響・照明スタッフと役者が協力して、段取りや役者の立ち位置、音響・照明のタイミングなどを確認します。

下役者も立ち位置などを確認します

リハーサル当日は、会場ホールの職員の方・南部地区顧問の先生方に大変お世話になるので、リハーサル前後に心を込めて挨拶をします。「県立川口高校です!」「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!」

下挨拶も練習します

本番はもう目の前。演劇部員心を一つにして全力で稽古に励み、心に響く作品を皆様に届けたいと思います。