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【軽音楽部・重要】新入生に向けて!

新入生に向けて

新入生の皆さん、合格おめでとうございます !!いよいよ待ちに待った高校生活が始まりますね。勉強や部活、その他にもいろいろな目標を持って楽しみにしている人が多いと思います。

ここでは軽音楽部の入部を考えている人に向けて読んでほしい内容をまとめたので、入部を考えている人はぜひ最後まで読んでください。

 

【はじめに】

①軽音楽という世界の現状

 軽音楽部はコロナ禍の打撃を大きく受けた部活動の1つと言えます。歌を歌う、ライブ時には騒音対策のため(演奏時のみ)窓を閉める、といったことから容易に想像できると思います。しかし、少しずつコロナの制限が緩和され始めて軽音楽界隈は活気を取り戻しつつあります。これから入学してくる皆さんは今まで以上にのびのびと活動ができるはずです。 だからこそ、収縮した軽音楽という世界の活気を復活させられるかどうかは今いる新2・3年生そしてこれから入部する皆さんの努力次第です。コロナで収縮された空気に流されないようにして下さい。

 

②2022年度の活動状況振り返り

 昨年度は校内ライブ・合同ライブの回数を増やし、十分にできなかったところもありつつも、コロナの制限の中でも取り組めることをしてきました。特に1年生は、いつまでに何をやるという目標を設けて、活動量を増やしました。その波にうまく乗れているバンドは順調に成長しています。

 


【どういう人に入ってほしいか】→昨年掲載したものを少し加工して載せています。

① 自ら進んでいろんなことにチャレンジしたり、試行錯誤したりする気持ちを持つ

 部活動は自らの意思で入るものであり、やらされるものではありません。音楽であればなおさらです。小さなことでも何かしらの目標やチャレンジ精神をもって頑張ろうという人は色んなチャンスを手にすることができますが、ただ何となくだらだらやる人はこの部で音楽をやるべきではないと考えています。他の部活を探してください。

 1週間に部活をする回数は限られています。練習に入らない日でも自分で個人練習をしたり、バンドで話し合ったりする時間を自分で作れる人は必ず上達します。部活の時間、部活以外の時間の中で、努力をしてください。

(↓2022年に追記した内容(抜粋))

 部活(練習)以外の時間での取り組み方が重要になります。軽音楽は家でもできる練習はたくさんあります。(ドラムもドラムセットがなくても練習パッドがあれば十分練習ができます。)家で練習せずに、せっかくバンドメンバーで集まったのに、曲の練習が進まない・何もできないというのはバンド全体に迷惑がかかることにつながりますし、成長しないまま時間だけが過ぎます。どれだけ自分で考えて行動できるか、です。


繰り返しにはなりますが、放っておいても練習するぐらいの熱意があれば、必ず上達します。(逆に言えば、言われたときに言われたことしかしない人は途中で挫折する可能性が高いです。)


②楽しむ気持ちを忘れない

 ①で書いたようなストイックさを持ってほしいですが、前提として「音楽は楽しい!」という気持ちを1番に大切にしてください。「好きこそ物の上手なれ」です。部活だからと言って義務的に感じるのではなく、楽しみたい!たくさんライブがしたい!という前向きな気持ちで活動しましょう!

(↓2023年追記)

ちなみに「バンドへの憧れ」や「モテたい」という気持ちで入ることはお勧めしません。憧れは常に他人と比べるだけになりますし、バンドをやっていてもモテるとは限りません。


③責任感をもって、部活のルール・学校のルールを守る。挨拶をする。=自分勝手な行動はしない。

  近年、整容面や礼儀といったことに力を入れる学校も増え、ひと昔のように「軽音楽」=「チャラチャラしている、不良、うるさい」という印象は薄れてきました。

 本校でも数年前は統制が取れていない状況で、客観的に見て周りからのイメージが良いとは言い難いものでした。そこから、徐々にではありますが、部活としての在り方・ルール面を整えていき、今では1つの部活としてきちんと機能しています。

 これから入部を考えている人も今まで先輩たちが作り上げてきたものをしっかり受け継ぎ、生徒として・部員としての責任感や自覚をもって行動をしてください。

 家庭の事情等により学校から認められている場合のアルバイトに関しては制限をしていませんが、アルバイトに限らず、自分の都合でバンドメンバーや部活に迷惑をかけるような自分勝手な行動は厳禁です。また、他の部活や生徒会との兼部も禁止しています。兼部する余裕があるなら練習しましょう。

 特に、ライブでは準備・運営・片づけのほぼすべてを生徒にやらせています。演奏だけ頑張ればいいやという気持ちでいるのではなく、一人一人がライブを作っているという意識をもって参加してほしいです。

(↓2022年に追記した内容)

 ルールを守る・挨拶をするというのは周りのことを考えるということにつながります。周りのことを考えて行動ができれば、ライブでもお客さんやスタッフへの気配りができます。それができなければ演奏も自分勝手なものになってしまいます。1つ1つの行動や振る舞いが演奏につながると思ってください。


④感謝の気持ちを持って活動する

 ③の内容と少し被る部分もありますが、感謝の気持ちをもって部活をしてください。スタジオの機材は学校のものです。使わせてもらっているという気持ちを持ちましょう。ライブにおいても、一緒に演奏してくれるメンバー・準備してくれた人・PAで音を出してくれる人・見てくれている人がいるからこそ成り立ちます。常に感謝の気持ちを忘れずに音楽活動をしましょう。バンドメンバーは特に大切にしてください。

 感謝ができる人は上達も早いです。以前の記事にも書きましたが、音楽は心の芸術だと思っています。不思議な感じはすると思いますが、その人の気持ちは音に表れます。部活に限ったことではありませんが、日々感謝の気持ちを持つということは忘れないでください。


<補足1> 謙虚さと素直さが上達する1番の近道

 練習量を積み重ねれば、もちろんそれなりに上達はするのですが、どこかで必ず壁にぶつかります。その時に自分のプレイに対してできないことを認められるかどうか、顧問や仲間、講師に言われたアドバイスを跳ね返すのではなく、素直に向き合えるかどうかがその先への分かれ道です。強がりやごまかしは通用しません。これぐらいでいいやと思った瞬間に成長は終わります。音はその人の心なので、練習量も人間性もすべて音に出るものだと思ってください。とはいってもなかなか高校生のうちはピンとこないかもしれませんが…。

 (↓2023年追記)

軽音楽部には年に3回埼玉県高等学校軽音楽連盟が主催する大会があり、2022年度は

軽音楽コンテスト(夏)    県大会グランプリ(歩交社天国・全国大会出場

軽音楽新人大会(秋冬)    県大会グランプリ(ひる寝。・2023年全国総文祭出場決定)

ルーキーズフェス(1年生大会)  優秀賞(2位・DUMMY DAHLIA)、優良賞(3位・liberte)

という輝かしい成績を残しました。これらの結果は講師の方々のご指導があってこそではありますが、何よりも、言われたことを素直に受け止めてコツコツと練習してきたから得られた結果です。指摘を受けること、それを受け止めることは時には容易ではありませんが、それができる人になってください。

 

<補足2> 「才能」や「センス」は後からついてくるもの

芸術の分野では「才能がないから」「センスがない」ということをたまに耳にしますが、そんなものはありません。

才能とは、結果に対する後付けの評価です。つまり才能(結果)はその人の努力の賜物でしかありません。

センスとは、情報量です。「知っている」からこそ、その知識を組み合わせたり吟味することで次のステップへのインスピレーションになります。

常にアンテナを張り、知識を吸収し、練習をし続ければ誰でも上達します。強いて言うなら、その土台となる「音楽が好き」という気持ちを持てることが才能だと思います。

 

言いたいことを挙げるときりがないのですが、総じて言えることは「中途半端な気持ちで入らない」ということです。

 

 

【さいごに】

2022年度から「フォークソング同好会」から「軽音楽部」として活動しています。

 同好会から部に昇格したということは、学校に部員のこれまでの努力が認められたということでもあります。部になったからと言って、活動自体が大きく変わるわけではありませんが、上でも書いたようにこれまでの先輩たちが築いてきたものに恥じぬ活動をしていきましょう。
 軽音楽部という世界は、日の目を見ることが多いとは言えない世界です。しかし、創意工夫を凝らして曲を作る、作品を残す、ライブ運営をするなど、軽音楽の世界でしかできないことは無限にあります!!
上で書いたことだけ見れば厳しいように思えるかもしれませんが、きちんと活動すれば、得られるものは数えきれないと思います。軽音楽部に入るからには、入って良かったと思って欲しいです。

 


4月当初の予定

4月11日(火)新入生歓迎ミニライブ(放課後・管理棟4階視聴覚室)

4月13日(木)体験入部1日目:スタジオ見学

4月14日(金)体験入部2日目:楽器体験会

      放課後:入部希望者説明会


予定は変更する場合もあります。


【注意】入部するには入部希望者説明会への参加が条件です。入部を考えている人は必ず参加をしてください。