川高日誌

【川高の自然】ジンチョウゲ


 沈丁花は、さわやかな香りが印象的な春を告げる花です。
茶道では禁花とされているほど強い香りを放ちます。
室町時代に中国から渡来し、沈香(高級な香木)のような香りがすることと、
丁字(クローブ)に似た花を咲かせることから「沈丁花」と名付けられました。
公園などに植栽したり、庭木としても愛用されています。

  (化学実験室の前の花壇)
数ヶ月間濃紅色の蕾の状態で冬を過ごし、白や淡い紅色の花を咲かせますが、
花びらの様に見える部分は萼で花びらを持ちません。
沈丁花の葉は互生し、長円形で表面に光沢があります。また、気孔が
大きくて見やすいため生物の観察実験の試料になります。葉裏には
たくさん気孔がありますが、葉表には全くと言っていいほど気孔のないのが特徴です。