川高日誌

【川高の自然】カキノキ


 柿(植物名カキノキ)は庭や畑に植えられ、昔から親しまれている落葉樹です。
その実は「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるくらい栄養価が高く、ビタミンCもみかんの2倍あります。
未熟な柿の実には水溶性のタンニンが多く含まれ、熟すに従って不溶性になり渋みが抜ける「甘柿」と、
完熟まで渋みが残る「渋柿」に大別されます。渋柿を美味しく食べるには皮をむいて吊るします。
又はアルコールに晒して渋抜きをする必要があります。

      (広場)
渋柿の未熟な実を発酵させ「柿渋」として、染料、塗料、防腐剤として使用する他、
葉はお茶に、材は家具に使われるなど、多くの用途があります。
柿の実のヘタはしゃっくりの薬となります。柿の木は幹が曲がりながら伸び、
枝が折れやすい為、たとえ実を採るためとはいえ柿の木に登るのはおすすめできません。
今年も沢山の実を付けてくれた柿の木を労わり、来年の豊作を祈っていくつかの実を
残したままにする木守柿(こもりがき)の風習は冬の季語になっています。
最後に柿が大好きだった正岡子規の有名な俳句をどうぞ。
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」