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2025年3月の記事一覧

【校長ブログ】チーム川高

 3月28日、県立川口高校では、今週の暖かさの中で校内の桜も咲き始めています。グラウンドでは野球部、アリーナでは、女子バスケット部、女子バドミントン部、卓球部、柔道部、剣道部、音楽室では吹奏楽部が元気に活動していましした。

 川口高校では、松本恭介校長先生(第22代:平成28・29年度在籍)の時代から「チーム川高」を前面に打ち出しています。チーム川高とは、「教職員、生徒、保護者をチームとして捉え、一体となって生徒の可能性を追求し、全力で生徒の自己実現をサポートしていく集団である」と定義しています。

 人間が集団で行動する際、「グループ」や「チーム」、「組」、「班」、「団」などいろいろな呼び方があります。「グループ」と「チーム」には違いがあるそうです。

①「グループ」は強いリーダーに率いられる。「チーム」は状況に応じてリーダーシップを分かち合う。

②「グループ」はただ黙々としている。「チーム」は楽しみ、笑いが絶えない。

③「グループ」は必要だから集まる。「チーム」は仲間との集いを待ち遠しく思う。

など、「グループ」と「チーム」には違いがあるそうです。

 3月24日、誠に残念ながら、かけがえのない「チーム」の一員である県立川口高校に15年間ご勤務された先生がご逝去されました。心からお悔やみ申し上げます。幽明境を異にすることとなり、痛恨の極みです。先生の思いも受け継ぎ、よりよい「チーム川高」になるように全力で取り組んでまいります。

【校長ブログ】「野心」のすすめ~令和6年度修了式~

 3月24日、県立川口高校では、令和6年度修了式を行いました。

明日から学年末休業に入りますが、生徒諸君は奮闘努力してくれたと思っています。

修了式の校長講話を紹介します。

 

 

今日は、「野心」についてお話しします。

皆さんは、「野心」と聞くと、どのように思いますか。『広辞苑』では「野心」とは、「人に馴れ服さないで、ともすれば害しようとする心」、「身分不相応の大きな望み。野望」、「大きな飛躍を望んで、新しいことに大胆に取り組もうとする気持ち」とあります。

日本大学理事長で作家の 林 真理子 さんが12年目前に『野心のすすめ』(講談社新書 2013年)という本を書きました。右肩下がりの時代になって、格差社会が広がって、日本の若者は野心を持たなくなりました。それでは日本がダメになる、努力した人だけが見える世界もあると伝えたかったそうです。2年に出版された『成熟スイッチ』(講談社新書 2022年)と一緒に再読して改めてなるほどと思いました。

『野心のすすめ』では、「世間で『野心』といえば、腹黒かったり身の程知らずであつかましいイメージが先行しています。『野心家』となると、もうほとんど悪人扱いです。」と書いてありました。車は前輪と後輪が機能して前に進みます。林 真理子 さんは、「『今のままではだめだ。もっと成功したい』という『野心』は、自分が成長していくための原動力になりますが、一方で、その『野心』に見合った努力が必要になります。野心が車の前輪だとすれば、努力は後輪です。野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいる時こそ、健全な『野心』といえるのです」と言っています。

川口高校の皆さんは、とてもやさしく謙虚です。米国IT大手アップルの創業者であるステーィブ・ジョブズ氏は、「感謝の心が人を育て、感謝の心が自分を磨く」と言っています。やさしく謙虚なことは素晴らしいことで、この先の人生でもずっと大切にしてほしいと願っています。

しかし、同時にもっと自分に自信をもってもいい。もっと高みをめざす「野心」を抱いてもいい。もっと尖がってもいいと私は思っています。なぜなら、皆さんのこれから歩む「道」が社会に希望をもたらし、やがて多くの人が歩く「道」となる。皆さんには才能と無限の可能性があるからです。

 

「今のままじゃだめだ。もっと成長したい。もっと成功したい」。皆さんは そんな野心を持っていますか?その野心は社会に貢献できるものですか?若者の特権は、「何でもできる」ではなく、「何でもできると思える」ところにあります。「野心」は大きくても小さくてもかまいません。

「高校時代に英検2級に合格したい」

今日、校歌を演奏してくれる吹奏楽部の生徒が「全国大会に出場したい」

野球部の生徒が「絶対に甲子園に出場したい」

ラグビー部の生徒が「花園に行きたい」

大学受験を目指す生徒が「日本大学に合格したい」「絶対に、早稲田大学に進学したい」

是非この春休みに、高校時代に全力で挑むことができる「野心」を見つけてください。そして、その「野心」を自分の人生を豊かにするだけではなく、世の中を豊かにすることにつなげてください。

皆さんは、4月から新しい学年に進級します。新入生も入学し、新たな出会いが待っています。世界は、正解のない課題に満ちています。皆さんが、混迷する世界に希望の灯をともし、多くの人が歩く「道」をつくる次世代のリーダーになってください。川高生にはそれができると私は信じています。

川高生の皆さん

元気に挨拶していますか。

他人に優しくしていますか。

夢を諦めていませんか。

志 高く。

元気に4月8日の始業式で会いましょう。

【校長ブログ】厳しさを乗り越えると春が来ます~2学年進路説明会を開催~

3月19日、思いもかけない雪で県立川口高校は雪景色になりました。

 

 2学年は教室やアリーナを会場に進路説明会を行いました。岩手大学、埼玉県立大学、日本大学、東京電機大学など46の大学、川口市立看護専門学校、日本工学院専門学校、埼玉県理容美容専門学校をはじめ43の専門学校の先生方にご来校いただき、生徒への学校説明を行っていただきました。50分の説明を2学校聞くことができました。自分の興味関心に合わせて、真剣に聞いていました。

 ご来校いただいた大学・専門学校の先生方に、改めて感謝申し上げます。

 

 

 進路指導部の先生は「3学年0学期としてしっかりと取り組んでもらいたい」と激励していました。

 午後になると一転して青空も見えました。人生も、厳しさを乗り越えると春が必ず来ます。進路実現に向けて、がんばれ川高生!

【校長ブログ】期待に胸を弾ませて~県立川口高校 入学許可候補者説明会~

 3月18日、中庭の木蓮が満開です。県立川口高校は、入学許可候補者説明会が行われました。入学者選抜試験には合格したので“新入生”になりますが、まだ入学前なので高校では“入学許可候補者”と呼んでいます。

 校門では在校生が元気に部活動勧誘を行っていました。入学許可候補者・保護者は、アリーナ(体育館)で各担当から説明がありました。入学許可候補者の皆さんの期待に満ち溢れた表情が印象的でした。一人ひとりの知・徳・体が伸張するように、学校としてしっかりとサポートしてまいります。

【校長ブログ】必ず道は開ける~県立川口高校卒業式 卒業生式辞~

 3月13日の県立川口卒業式では、在校生代表の送辞を受け、卒業生代表から答辞がありました。答辞の紹介はあまりないと思いますが、コロナ禍で3年間苦労した卒業生諸君です。私も答辞を聞いて、とても感動しました。後輩たちへの熱い思いも語られています。コロナ禍を過ごした卒業生のメッセージを紹介します。

 寒さの中に暖かい日差しが差し込み、花々の息吹を感じられる季節となりました。本日はご多忙の中、私たち77期生の卒業式にご臨席くださり、ありがとうございます。

 思い返せば3年前の春、期待と不安の中、川口高校に入学したことを懐かしく思います。入学してから過ごしてきた3年間は本当にあっという間でした。クラスの仲間と過ごした何気ない日常も今となってはかけがえのない時間に思えます。

 期待に胸を膨らませていた私たちの高校生活は入学式直後、新型コロナウイルス感染症の影響による学級閉鎖から始まりました。学校に行けるようになってから一日中マスクを着用して過ごし、昼食をとる際も自席で正面を向いて食べたりと感染症対策をしながら学校生活を過ごしていました。友達を作ることもままならない状況で、高校生活の一歩を踏み出すのが、より一層難しく感じました。

 そのような中、高校生になって初めての行事である遠足では、八景島シーパラダイスに行きました。クラスの仲も深まり、初めて高校生らしいことができたと思います。そこでは大きな水槽の前で写真を撮ったり、遊園地で遊んだりしました。集合時間ギリギリなのにクーポンを使い切るために売店に立ち寄って、時間に間に合わずに先生に叱られたのも、今となっては良い思い出です。

 体育祭では、クラスTシャツを着てクラスメイトや同じ団の仲間と全力で競技に参加したり、応援しあったりしました。台風の目の棒が頭に当たるという思わぬハプニングもありましたが、優勝を目指して円陣を組み、気合を入れたことや心を一つにして大縄を跳んだことは、とても良い思い出になりました。

 文化祭では、夏休みの後半から準備を少しずつ進めたりして、クラスの人と協力をして取り組むことができました。予算内に抑えるために工夫して衣装を作ったことや、友人が描いた素晴らしい黒板アートはずっと忘れません。初めて自分たちの手で行事を成功させるという経験をし、達成感でいっぱいになったことを今でも覚えています。

 2年生になり、新型コロナウイルス感染対策も緩和し、コロナ禍前の日常が少しずつ戻ってきました。昼食は、よく食堂に行って学食を食べました。とても美味しくて、毎日食べても飽きないくらいメニューが豊富な学食が大好きだったので、もう食べることがべきないと思うと寂しいです。

 大きな学校行事の一つである修学旅行では、広島、大阪、京都に行きました。その中でも一番印象的だったことは、一日目に行った広島平和記念資料館です。そこでは戦争の恐ろしさ、平和であることの尊さを学びました。その時に見た写真の数々は未だにこの目に焼き付いています。私たちは、生きていることが当たり前だと思ってしまい、明日が来ないかもしれないとは想像もつきません。しかし、生きていることは当たり前ではなく、非常に困難なことだと改めて知り、毎日を大切に生きようと思えました。そして、これからを生きる私たちは、これらのことを伝えていかなければならないことを痛感しました。友達と過ごすこの非日常の4日間は一生忘れられない思い出となりました。

 3年生になり、全ての行事が「高校生活最後」になり、だんだん卒業が近づくのを感じながらの学校生活でした。進路実現に向けた活動も本格化し、それぞれが自分自身と向き合って自分のやりたいことは何なのかを深く考えた期間となりました。これまで私たちが不自由なく進路活動に取り組むことができたのは、いつも相談に乗ってくださった先生方やずっとそばで支えてくれた保護者の皆様の助けがあったからだと思います。ありがとうございました。進路活動を通して、私たちは立派に成長することができました。これからも自分自身の夢を実現させるための努力を重ねていきたいと思います。

 私は、この川口高校に入学し、多くのことを経験しました。時には大きな壁にぶつかり、挫けそうにもなりましたが、最後まで諦めず努力し続けることで、困難を乗り越えてきました。この経験を活かして将来どのような困難にも負けず、前を向いて進んでいきたいと思います。

 在校生の皆さんには、「どんな壁が立ちはだかっても、前を向いて、少しずつ進めば、必ず道は開ける」ということを伝えたいです。思った時に行動しなけければ後悔がが残ってしまいます。そうならないためにも何事にも積極的に挑戦し、川口高校でしかできないことをたくさん経験してください。在校生の皆さんが、川口高校の良き伝統を受け継ぎ、発展させていくことを願っています。

 私たちが卒業式を迎えられたのは、ユニークな学年主任の先生をはじめ、個性あふれる学年団の先生方、辛いことも一緒に乗り越えてきた仲間たち、そして、私たちを一番近くで見守り、背中を押してくれた保護者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

 私たちはこれから、この三年間での経験を糧として新たな空へ羽ばたいていくと同時に、校訓「高く正し」に恥じないよう日々精進してまいります。

 最後になりましたが、学校生活を支えてくださった全ての方々に改めて御礼を申し上げるとともに、川口高校の更なる発展と皆様のご健康をお祈りし、答辞とさせていただきます。

 令和7年3月13日

   埼玉県立川口高等学校 卒業生代表 守屋 希香

【校長ブログ】旅立とう 未来を信じて~県立川口高校卒業式~

 3月13日、県立川口高校では第77回卒業証書授与式を行いました。卒業した77期生は、1年生の時は新型コロナウイルス感染防止のために大きな制約を受け続けた高校生活のスタートでした。卒業生、保護者の皆様、学年団の先生方の今日までの奮闘に改めて敬意を表します。ご卒業、おめでとうございます。

 卒業式では、最後に県立川口高校校歌を卒業生、在校生、教職員で大きな声で斉唱した後、式歌として「旅立ちの日に」(作詞:小嶋 登 作曲:坂本 浩美)を一同で斉唱しました。卒業生一人ひとりの川高への思いを実感しました。

 今、校長室では、下校する卒業生たちが斉唱している校歌が聞こえています・・・

 本日の式辞を紹介します。

 

 中庭の木蓮の蕾もほころび始め、春の息吹を感じる季節になりました。この春の佳き日に、埼玉県立川口高等学校 77期345名の皆さんが、この諏訪山の学び舎から旅立つことを、大変うれしく思います。

 御来賓の皆様の御臨席、多くの保護者の皆様の御列席を賜り、私たち教職員とともに卒業生の門出を祝していただけますこと、心より感謝申し上げます。

 ただ今、卒業証書を授与いたしました345名の77期生の皆さん、卒業誠におめでとうございます。保護者の皆様におかれましては、お子様の御卒業、心からお祝い申し上げます。この3年間は様々な御苦労、御心配があったことと拝察いたします。

 77期生の皆さん。卒業式にあたって、私の小さな思い出をお話しします。

今から3年前、私が皆さんと初めて出会ったとき、何人かの生徒が私に言いました。「僕たちはどうしても川口高校に通いたかったんです」と。そのとき私は少し驚きました。「どうして川口高等学校だったのですか」と聞くと、ある生徒がこう答えました。「だって、川口高等学校の校舎が他の学校よりも広いから、勉強しやすいと思ったんです」と。皆さんも、学校生活を通じて多くのことを学んできたと思います。それは教室の中だけではなく、校舎の広さを活かして、友達との交流や部活動、そして時にはその「広い空間」で何気ない会話を交わすことも大切な経験でした。

という思い出話は、私が書いたものではありません。これは、人間ではなく、生成AI(人工知能)が書いたものです。「面白いエピソードを入れた川口高校の卒業式式辞」と入力すると、すぐに答えが返ってきました。

 AIは、インターネット上に存在する膨大な情報を、瞬時に集めます。私が川口高等学校の校長であること、川口高等学校にはこのアリーナをはじめ、野球場、サッカー場、ラグビー場など広大な敷地があることなどの情報を把握したのでしょう。しかし、間違っていることもあります。AIは、私が川口高校に3年前から校長をしていると推定しています。そして何よりも面白いエピソードでは全くありません。

 皆さんは、聞いたときに直ぐにおかしいと気付いたでしょう。このように私たちには当然わかることが、AIにはわからないのです。技術を学ぶことも大切ですが、その技術を扱うのは人間です。あなたしか語ることができない「ことば」を大切にしてください。それが「個性」であり「人格」です。

 皆さんが歩み出すポストコロナの今日の社会は、国際社会では、ロシアによるウクライナ侵攻、中東パレスチナでの軍事衝突と人道危機、貧困、地球環境問題など、多くの困難な問題に直面しています。日本では国際的地位が低下し、GDP(国民総生産)は米国に次いで41年間世界第2位でしたが、2010年に中国、2023年にはドイツに抜かれ世界第4位に後退するなど、縮みゆく日本の前途が案じられています。そのような中でも、AI技術の台頭は、人類史上、大きな転換点となるでしょう。

 AIは私たちの生活、ビジネス、社会全体にすでになくてはならない存在となっています。その進化は私たちの生活を便利にしてくれるでしょう。私たちはAIを拒絶し過ぎることなく、しかし、AIに迎合し過ぎることもなく、人間とAIとがうまく共存する道筋を見出さなければなりません。

 人工知能研究の世界的権威であるレイ・カーツワイル氏が、今から20年前、2045年にAIが人間の知性を超える時点、いわゆるシンギュラリティを迎えることを唱えたのは有名です。しかし、想像をはるかに超えるスピードで技術は進歩し、シンギュラリティは5年後に迫っているという論調すら出てきています。 

 世界がコロナ禍前の時代に戻ることはありません。コロナ禍によって失われたものもありますが、新たに生まれたものもあります。これからのポストコロナの時代は、皆さんが創る新たな世界です。

 そこで川口高等学校を巣立つ皆さんに、哲学者の鷲田清一さんの言葉を贈ります。

  「ことば」は、今までとは違う自分に変わるための、手がかりです。

  「私の人生は、こういうもの」「社会って、こういうこと」。誰もが自分なりのものの見方を持っていると思います。でも、もしかしたら全く違う見方が、あるのかもしれません。それに気づくきっかけになるのが、「ことば」であると述べています。

 「ことば」をしっかりと受け止めましょう。馴染みのない「ことば」を何度も見返すうちに、人生や社会は「こういうものだ」という思い込みが薄れていきます。そして、「ことば」の輪郭がくっきりしてきて、世界がずいぶん違って見える時が訪れます。「ことば」をきっかけに、今までとは違う自分に変われます。

 77期生の皆さん。ポストコロナの時代は、過去の成功例が通用せず、「正解」がない時代です。「正解」は一つではないでしょう。皆さんの今までの勉強の多くは、一つの答えのある問題を解くことでした。しかし、これからは、何が問題か分からない場合もあれば、問題が分かったとしても誰も答えを知らないという状況に遭遇します。21世紀を生き抜く皆さんは、この「解」のない課題に立ち向かう気概を持ち続けましょう。失敗することを恐れず、チャレンジしてください。

 77期生の皆さんの健闘を称え、ますますの活躍を期待するとともに、前途に幸多きことを心からお祈り申し上げ式辞といたします。

【校長ブログ】ささえあったら、人になる~東日本大震災から14年~

 3月11日、県立川口高校では、学年末考査返却日です。中庭の木蓮の蕾もほころび始めました。

 今日3月11日は、2011年(平成23年)3月11日14時46分に東日本大震災が発生してから14年がたちました。県立川口高校でも半旗を掲揚しています。当時、私は県立高校の教頭をしていて、鉄道が不通になったため自宅に帰れなくなった生徒307名と、東京方面から徒歩で帰宅を目指す帰宅困難者の方160名を学校に宿泊してもらい、徹夜で対応してことを思い出します。

 想像を絶する東日本大震災の被害に私たちは言葉を失い呆然としました。平成23(2011)年に大手広告会社電通が制作したCMに「ささえあったら、人になる」という作品があります。3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに考えさせられた「人と人どうしの助け合いの大切さ」。作品では「人」という文字をモチーフに、音楽とアニメーションで構成しています。 

♪ながいぼうに

 みじかいぼう。

 ささえあったら、

 人になる。

 ささえることで

 人を知り、

 ささえられて、

 人となる。

♪ながいぼうに

 みじかいぼう。

 ささえあったら、

 人になる。

 ささえるから

 人なんだ。

 ささえられるから

 人なんだ。

「人を支え、支えられることが、今、必要である」ことを訴えた作品です。

  大震災に遭遇しながらも、節度を失わず、悲しみに耐え、譲り合い、助け合う被災地の皆さんの姿は、私たちに「こころ」や「思い」がこの時代に大切なことを再認識させてくれました。あれから14年の年月が流れ、たぶん在校生は記憶にないでしょう。しかし、私たち大人は、東日本大震災の時の思いを語り継ぎ、あのときの思いを忘れてはいけないと思います。

【校長ブログ】先輩から大学受験方法を学ぶ~受験報告会を実施~

 川口高校では、3月6日に318名の入学許可候補者発表をオンラインで行いました。新入生が川口高校で充実した高校生活を送れるように、私たち教職員がしっかりとサポートしてまいります。

 

 本日3月10日、川口高校では、学年末考査返却、受験報告会です。受験報告会は、3年生で大学一般選抜の合格者による合格体験報告会を行いました。

 今回は、現3年生9名が1・2年生に大学一般選抜受験へのアドバイスを行いました。9名の3年生が、一般選抜を受験して取り組んだこと、悩んだこと、後輩に向けての激励メッセージなど一人ひとりが工夫したプレゼンをしてくれました。「在学中に英検2級を取得するととても有利だ」、「自分は受験勉強のスタートが遅かったので、スタートは早ければ早いほど良い」、「一般選抜受験だからこそ経験できることがあるので、チャンスあるものは挑戦すること」などという具体的なアドバイスがありました。1・2年生はポイントをしっかりとメモしていました。

「高3の夏休みに480時間勉強した」というお話には、大学受験もスポーツも、物事を成就するためにはある程度の時間数が大切だということを実感しました。事前準備をしてプレゼンしてくれた3年生の皆さんに改めて感謝です。

がんばれ川高生!