③PA講座
続いてはPA講座。2年のD/Screetがモデルバンドとなり、PAミキサーをどう使って演奏をよく見せるか、生徒は早くも興味津々。
まずは何もしない状態で1曲演奏。ベース講座を受けた成果が早速出たのかベースラインはクリアに聞こえましたが、あれ?ボーカルがよく聞こえないな。という印象でした。
ボーカルはバンドの主役。主役が見えてこないというのは大きな致命傷です。かといってボーカルが大きい声で歌おうとすると、余裕が無くなります。では音量を上げるのかと思いきや、音量を上げてもPAで整った音が作れていなければ、ただの圧迫感しかないとのこと。
ミキサーを調整する前にマイクの使い方を学びました。マイクに口が付くぐらい近づけるだけで歌が曲に乗り、聞こえやすくなりました。マイクをしっかり使えていれば、たとえミスをしてもそれはそれで味が出る、逆にマイクから離れているとミスも目立ちやすくなるとのことでした。
そこからいよいよミキサーの調整です。
音量をあげずに音量を上げたようにみせるにはどうしたらよいか?そのヒントはミキサーのトレブル(高音域)のつまみにありました。紅谷さんがトレブルを上げた状態で、もう一度演奏してみると、聞こえ方が最初と全然違っていました!!まさに音のマジック!!
特別な技術訓練をしたわけでもなく、歌い方を変えたわけでもありませんが、歌詞が最初よりもクリアに聞こえて、教室全体が「えっ!全然違う!」とどよめきました。これを見て紅谷さんも思わずガッツポーズ。
そこから、更に歌に力強さを出すためには、キーボードを目立たせるためには、といろいろな調整を加えていくごとにバンドの演奏は徐々にかっこよく聞こえるようになりました。
紅谷さん曰く、「PA環境を整えるというのはグラウンド整備のようなもの。環境をしっかりと整備すれば、印象も格段に変わってくる。」
90分間の短い時間でもPAの奥深さを体感することができました。PA班も動画を撮りながら、たくさんメモをとっていました!
④バンドクリニック
最後はバンドクリニックです。1バンド15分ずつ、演奏をして、コメントをもらうというもの。
クリニックにはCONNECT、NO more than YES、3:00のおやつ、tink、jennese、DBBの6バンドが参加しました。
技術的なアドバイスではなく、演奏者としてどう表現するともっとよくなるのかというアドバイスをたくさんいただきました。
2年生はいつもの3倍は動くように!と言われ、パフォーマンス力が試されました。しかし、緊張や恥ずかしさがあったのか、なかなか普段以上のことを発揮できなかった生徒もいました。恥ずかしい気持ちを乗り越え、ステージ上での役者になりきる技術も必要ですね。私はギターを持ってステージに上がると人が変わります笑
全部書くとかなり長くなってしまうので、学んだことを抜粋して紹介します。
・ライブとは5割が視覚、5割が聴覚!音量を0にして見てもどんなことをやっているかがわかるようにする。
・メンバー全員で曲の解釈を揃える。
・音が大きくても聞こえないが1番良くない!
・歌詞の初めのひと言目と最後のひと言をはっきり発音する。
・内側を向いて演奏するのは「高校生バンド!」お客さんを無視しない!