2019年8月の記事一覧
[フォークソング同好会]8月11日合同ライブ!
8月11日に本校にて合同ライブを行いました。
お盆ということもあり、今回の参加校は草加東高校、川口青陵高校の2校だったので、午後からライブを開始し、いつもより少しゆるく行いました。
本校からはペルソナ(1年)、MilkyWay(1年)、キャラメル(2年)、3:00のおやつ(2年)、ELENA(2年)、Harmonic Union(顧問+1年+3年)が出演し、さらに今年の3月に卒業したOBのバンドThe Hanged Manがゲスト出演しました。
1,2年生のバンドを観ていて、もう少し曲に表情や強弱がつけられると良いなと思いました。
今回はHarmonic Union、The Hanged Man以外のバンドはコピー曲を演奏しましたが、せっかくコピー曲をやるなら自分たちらしさを出せるようになると観ていて楽しいです。プロのCDを聴いた方がいいと思われることほど悔しいことはありません。技術は当然プロにはかないません。ならば、目の前のお客さんに向かってどのようにしてその曲を表現し届けるかを練る必要があります。
そのためにまずは自分が弾く曲をある程度意識せず弾けるようにしなければいけません。そこから弾いているときの動きや表情をどうするかという話になるので、ライブ中自分の演奏に必死にならないというのが(特に1年生は)課題になるのかなと思います。
ライブ後の顧問講評では「曲を弾けるようにするための練習」ではなく、「上手くなるための練習」をしようと話しました。「上手くなる」と書いてしまうとかなりアバウトな感じがしますが、上手くなる=技術力・表現力・演技力の向上です。曲を弾けるようにするための練習では技術力しか身に着きません。
その他の基礎的な部分はどうしても基礎練習でしか上達することはできません。練習を重ね、チャレンジし続ける姿勢を忘れないでほしいです。
そしてThe Hanged Manは本当に素晴らしい演奏をしてくれました。
オリジナル曲を5曲演奏してくれましたが、彼らがオリジナル曲を作り始めたのは去年の4月からです。(厳密に言えば当時は今の編成ではありませんでしたが。)
そこから1年少しで見違えるほどに上達しました。前日の所沢高校の合同ライブの記事でも同じようなことを触れましたが、わずか1年ちょっとでもどれだけ練習したかで結果は大きく変わってきます。練習量もそうですが、他にもライブの回数が大きくかかわってくると思います。ライブに向けて準備をして、ライブをして振り返りをして、その繰り返しはとても大切です。
以前本校の合同ライブに来てくださった先生が「10回の個人練習より1回のスタジオ練習、10回のスタジオ練習より1回のライブ」と言っていました。(正確にはその先生が他の方から聞いた話だったと思います。)それだけライブが成す意味は大きいということですね。
それを今回演奏で見せてくれたThe Hanged Manの生徒は本当に自慢の生徒です。
1年生も2年生も他校自校関係なく、たくさんの合同ライブに参加していろんなことを学んでほしいです。
参加してくだっさった草加東高校、川口青陵高校のみなさん、ありがとうございました!
The Hanged Man。
[フォークソング同好会]8月10日1年生限定ライブ@所沢高校
8月10日に所沢高校にて行われた1年生ライブに参加してきました。
今回の参加校は本校、草加東高校、越谷西高校で計4校での合同ライブでした。
本校からは、THE Chin Punカンプン(1年生+3年生のゲストバンド)、Poco a Poco、MilkyWay、SkyKnow、Dilworthの5バンドが参加しました。
演奏中の表情を見ると、夏の合宿を経て、少しずつ度胸がついてきたような気がします。
細かい課題はまだまだたくさんありますが、あとは自分に自信を持って音を前に出せるか、1人1人がバラバラに音を出すのではなく4人なり5人で1つの音を作り上げることができるかが大きな課題になります。
他校の1年生を見ていると、失敗しても音をはずしても堂々と演奏しているのが印象的でした。特に所沢高校の1年生バンドはすでに外のライブイベントにも参加しているだけあって、1年生とは思えないようなライブでとても刺激を受けたようでした。
さらに今回1年生だけでなく、所沢高校からゲストバンドとして夏の軽音楽コンテスト県大会でグランプリを受賞したThe Cleaner、同大会で奨励賞を受賞した結が演奏をしてくれました。
やはりレベルの高いバンドの演奏は技術もパフォーマンスも洗練されていて、本当に高校生か?と思ってしまうほどです。
演奏を見ていると、楽器隊に関しては難しいテクニックを使っているわけではなく、基本的なことをしっかりこなしているという印象を受けました。演奏開始から終わりまでの無駄やミス・ズレを極力無くし、ボーカルが歌や世界観を表現できるかどうかが上手さの秘訣の一つなのかなと感じました。
驚くべきことは彼らは2年生であること。バンドを始めて1年少しでここまでのレベルに到達できるのはただただ凄いとしか言いようがありません。
それだけ音楽に対して真剣に向き合ってきたのでしょう。
最近はあまり聞きませんが、たまに「センスが~」とか「才能が~」という話を聞きます。
そもそも何をもってして「センス」「才能」なのでしょうか?ズバリ言ってしまえば「センス」は「情報量で培われるもの」、「才能」は「『好きという気持ち』で培われるもの」なのかなと思っています。もともと備わっている特殊能力的なものではありません。
「音」は感覚です。数式などで緻密に組み立っているものではありません。「この音とこの音を抑えてコードを鳴らすとなんか耳が心地よい」「この音の次にこの音がくるとかっこいい」など自分で試行錯誤したり、いろんな音楽を聴いて音に関する知識や情報を吸収していくことで、音楽に対する感覚(=センス)が磨かれていきます。
「才能」についても同様で、よく「あの人は才能があるからできるんだ」と言ったりすることがありますが、これは大きな間違いです。「才能がある」→「結果が出る」のではなく、「結果」→「才能の形成」なのです。では結果はどうやって出すのか。端的に言うなれば努力するほかありません。ここで「いやいや、努力できるのも才能なのでは?」と思うかもしれませんがそれも少し違います。努力とは心理的に「認知・情動・欲求」がそろえばだれでもできることだからです。
つまり「好き・楽しい」があって努力につながり、それが結果として表れ、才能はその結果から見て後付的に評価されたものということになります。
センスも才能も生まれつき備わっているものではなく、後から身につけるものです。
最初から才能の有無で諦めたり決めつけしまっては、伸びる能力も伸びません。
何かで結果を出したいのならそれをとことん好きになるのが大事ですね。
ほぼ毎回話が脱線しているような気がしますが、いろいろなことを学べた日になりました。
お盆の中運営してくださった所沢高校のみなさん、参加校のみなさん、ありがとうございました!!
[フォークソング同好会]8月3日校内レコーディング!
8月3日にいつも講習等で大変お世話になっているプロベーシスト紅谷亮次さんに来ていただいて、3年生バンドSurmountの校内レコーディングを行いました。
朝の録音機材のセッティングでは、普段見慣れない機材を見て早速生徒たちは写真を撮ったり動画を撮ったりしてテンションが上がっていました。
機材セッティングが終わったら、まずは夏の大会でも披露した「僕の唄」の録音から始めました。
初のレコーディングということでメンバーも少し緊張している様子でしたが、紅谷さんが「変にうまくやろうとすると音が守りに入るから、いつもやっているライブのように演奏しよう」と言ってから少しずついつもの表情や動きを取戻し、音もまとまってきました。
おおよそ良いものが撮れたら、パートごとの細かい撮り直しを行いながら、紅谷さんはパソコンで編集していきます。プロの方が施す細かい作業からは普段の優しい雰囲気とは打って変わってすごい集中力がびりびり伝わってきました。その姿を見ることも生徒にとって勉強になりました。
2曲目の「To The Sky」も同様に録音し、終わるころには生徒はかなり疲れているようでした。それだけ集中して真剣に取り組んだのだと思います。
To The Skyの「前へ~」というコーラス部分ではふとした発言をきっかけに急遽その場にいる全員が参加することに笑
バンドメンバーはもちろん、機材運び等の準備を手伝ってくれた1年生や顧問が参加し、バンドがもっと前へ進めるように応援する気持ちを込めて歌いました。
レコーディングというなかなかできないことを学校で行えたのは、彼らの音楽に対する真剣な気持ちがあったからこそですし、とても貴重な経験になりました。
紅谷さんも録音したものを持ち帰ってミキシングでもっと良いものにしたいとおっしゃっていました。本当にありがたいことです。
レコーディング後の紅谷さんのTwitterのつぶやき。
メンバーの努力や良さを最大限生かしてくれるレコーディングでした。
良くしていただいていることがとても伝わる内容です。
また、顧問が他に印象に残ったこととして紅谷さんの「レコーディングしたものよりライブの方を良くしなければいけないから自分との闘いだ」という言葉でした。
音楽はライブが命です。レコーディングをしてもコピーをしても技術面では当然プロにはかないません。だからこそ高校生にしかできないライブを作っていくことがものすごく大切になります。1回1回のライブを良くしていくために自分たちの演奏を見直し、アドバイスをもらったりしながら練習を重ねるというのはまさに自分との闘いです。
大会で賞をとることも大切ですが、自分自身を磨いていくという音楽の良さや本質を改めて実感させられました。プロの方が言うと言葉の重みが違いますね。
後輩たちもそうした上級生の背中を追って頑張ってほしいです。
丸1日充実した日になりました!ミキシングされたものを聴けるのが楽しみです。
ありがとうございました!!
完成したものは後日学校HP記事にも掲載予定です。
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