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2020年4月の記事一覧

[フォークソング同好会]部長・副部長からのメッセージ

新入生に向けての記事と別になってしまいましたが、部員からの声もお届けしようと思い、今回はフォークソング同好会の部長副部長の3人からコメントをもらいました。

 

 

部長(3年・ギターボーカル)

部活の特徴としては各バンドでやりたいと思う活動をしていて、雰囲気的には各バンドごとに色があります。

 

 

副部長(3年・ギターボーカル)

 フォークソング同好会では楽器を使ったバンド演奏はもちろんのこと、ステージ設営、音響関係の運営など、表の輝いた所から裏方の支える所まで、音楽にかかわる様々なことを行います。

 

 私はギターボーカルを全く楽器に触ったことがない初心者から始めて、みんなの前で演奏できるぐらいになることができました!ほかにも私は裏方で動くことが好きで、みんなの演奏の手助けに努力を積むことはとてもやりがいのあることだと考え、いずれ将来にもつなげたいと思い、日々楽しんでいます。

 

 たくさんオススメしたいポイントも、その分壁に当たって立ち止まりそうなポイントもあります。ですが、頑張れば頑張るだけ結果が伴うのが音楽です!初心者も経験者も、みんなの前で輝きたい人も裏で支えたい人も誰でも大歓迎です!絶対に楽しい青春を約束します、フォークソング同好会で待ってます!

 

 

副部長(3年・ベースボーカル)

 フォークソング同好会では学校内の活動だけでなく、他校が主催するライブに参加したり、時には他校を招いて本校でライブを行ったりしています。

 

 ライブを通してたくさんの人と交流できることもフォークソング同好会の魅力の1つかなと思います!それから、楽器未経験者で不安に思っている人もいるかもしれませんが、現部員も高校から楽器を始めた人がほとんどですし、先輩が優しく教えてくれるので全く心配ないです!ぜひ一緒に音楽をしましょう!

 

 

今回は3年生からのメッセージだけでしたので、次回は2年生にもメッセージをもらいたいと思います。

楽しみにしていてください!

[フォークソング同好会]入部を考えている新入生へ

 

(4月14日現在)

※現在、新型コロナウイルスの影響で4月からの部活動に限らず、学校生活全般について先が見えてこない部分が多いです。見通しが立ち次第、HP上で順次部活のイベントスケジュールを公開していく予定です。様々な制約を受けることが考えられますが、練習環境・練習方法に最大限の配慮をしながら活動できる範囲で取り組んでい予定です。

  

 

【入部を考えている新入生へ】

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。入学してどの部活に入ろうか今から考えている人も多いでしょう。フォークソング同好会に入ろうかなと考えている人は必ず以下の内容をよく読んで、その上で本当に入りたいか考えてください。

 これから書くいくつかの項目に対し、それでも覚悟をもってやるぞ!という気持ちがある人は歓迎しますが、安易な気持ちでやろうとするなら他の部活を検討してください。

 

 

① 本気で音楽をやりたい!という覚悟はあるか?

 以前は特に説明会の実施や入部条件を提示するわけでもなく、来るもの拒まず的なスタンスでした。その結果として起こったことは

・部員のやる気の違いによりバンド解散。

・人数過多により十分な練習時間の確保ができない。

・合同ライブの運営や校内ライブの運営には非協力的で、自分の演奏だけを楽しむ人もいた。

などです。

 

 学校の部活動として軽音楽をやっているので、ここでしかできない、ここでしか打ち込めないことに全力で取り組んでほしいと考えています。例えば、自校他校での合同ライブに参加して色んなバンドと友達になり刺激を受ける、運営面にも積極的に参加し自身の人間力を成長させる、顧問や外部講師の指導を受けて自身の音楽を磨くための探求をするなどです。

 

 音楽にはゴールもなければ勝ち負けもありません。自由だからこそ、やればやるほど表現の幅や楽しさが広がります。色んなことに積極的に参加すれば、人生の中でかけがえのない1ページとなるでしょう。

 

 

② 自分勝手なことはしない。

 バンドは個人でするものではないので、バンドメンバー内で練習や部活のイベントの日程は必ず把握をしてください。部活に支障をださない、メンバーに迷惑をかけないように心がけることが大前提です。

 

 あれこれ言われずに仲のいいお友だちと音楽を楽しくやるのは学校でなくてもできます。好き勝手やって、挨拶をしない・ルールを守らない・部員としての責任を果たさない・練習日に個人の都合(バイトなど)を優先するなどはただただ迷惑でしかありません。全力で楽しむことは顧問も勧めていますが、やるべきことはメリハリをつけてしっかりやりましょう。

 

 

③ 兼部は不可

 これは今年度から新たに設けることにしました。

現在の練習システムは月~木はシフトを組んで週に1回スタジオ練習、金土は入りたいバンドがスタジオの予約をして練習する形となっています。火~木は普通教室を開放し、練習したい人が個人練習などで使用しています。したがって、教室練習を除けばスタジオでの練習は週に1回~3回です。練習日数から兼部をする生徒もいました。せっかく練習場所や練習環境が整っているので、それを十分に活用するぐらい取り組んでほしいですし、やる気の差を出さないためにも、生徒会も含め、兼部は認めません。

 

 また、家庭の事情等で学校に許可されている場合のアルバイトには制限は設けていませんが、練習日や部のイベントに重ねないようにしてください。予定表は早めに出すようにしているので、自分のスケジュール管理は徹底してください。これは部活に限らず何事でもそうです。

 

 

④ 6月末のデビューライブまではシャッフルバンドで活動

 今の2年生までは4月に入部してすぐバンドを組んで、という形でした。入学してお互いのことをよく知らないまま組んで、数ヶ月後に解散…なんてこともありました。またできる曲よりやりたい曲を選んだことで技術が追い付かず、各バンドのスタートがバラバラになることもありました。それらを踏まえて、最初はこちらでシャッフルバンドを組んで、いくつかの課題曲から選んで練習になります。6月のデビューライブ後に初めて自分の好きな人同士でバンドを組むことになります。

 

 編成の都合上、掛け持ちになったり、希望のパートにならなかったりすることもあるかもしれません。

(もちろんなるべくそうならないようにはします。)

 

 

⑤ お金がかかる部活です。合同ライブは1日がかりのイベントです。

 ある程度最初に楽器等をそろえれば、しばらくはそのまま活動はできますが、プラスで機材をそろえようとするとお金がかかります。他校の合同ライブの参加も増えてきているので、交通費もかかります。

 

 合同ライブは他校自校関係なく朝集合して夕方解散が普通です。自校での合同ライブは平均して2か月に1回ですが、当然準備や片づけもあります。遅刻をしない・最後まで残って仕事をやりきるが大前提です。

 

 こうした他校の生徒のライブを見ることはかなり刺激になり、モチベーションにつながります。川口高校は県内では少しずつ活発に活動している学校の1つになりつつあります。しかし、東京や神奈川などに比べると実力はまだまだ劣っています。幸いなことに県外からの合同ライブのお誘いも増えてきているので、そうした同年代の強豪たちの演奏を見る・その学校で演奏するというチャンスを逃す手はありません。

 

 講師の紅谷亮次先生曰く、「良いミュージシャンは、まず良いリスナーである」です。

 

 

⑥ 「自分たちで考えて行動する」が大前提

 基本的に普段の練習やライブの準備片づけ運営に対して、顧問は最低限の説明や指示だけ出してあとは生徒たちでやらせるようにしています。それができる生徒がほとんどで、生徒に信頼を置いているのでそうしています。顧問もいつまで本校にいられるかわからないので、自分たちで部活を築き上げる力を身につけてください。

 

 音楽は裏方の存在があるからこそ、ステージやライブが存在します。学校に限らず音楽をやる以上そうした人たちに最大限のリスペクトをしましょう。また、準備には時間がかかります。扱う機材や配線の種類も多いです。9月で3年生が引退するので、9月以降は1・2年が協力し合って機材の扱いができるようにならなければいけません。9月までには上級生に教えてもらいながらある程度の知識を身につけてもらいます。わからないことは指示を待つのではなく、自分から質問をしましょう。もちろん全体で機材の扱い方や準備の仕方を説明する機会はあるので安心してください。

 

 合同ライブへの出演やバンドクリニックを受けるかどうかも希望制にしています。上達するための機会は顧問が作ります。しかし、その機会を自分のものにするかどうかは自分で決めてください。1つ言えることは、それらのチャンスを掴んでいけば必ず上手くなりますし、自分の世界観も広がります。

 

 

<補足> 謙虚さと素直さが上達する1番の近道

 練習量を積み重ねれば、もちろんそれなりに上達はするのですが、どこかで必ず壁にぶつかります。その時に自分のプレイに対してできないことを認められるかどうか、顧問や仲間、講師に言われたアドバイスを跳ね返すのではなく、素直に向き合えるかどうかがその先への分かれ道です。強がりやごまかしは通用しません。これぐらいでいいやと思った瞬間に成長は終わります。

 

 音はその人の心なので、練習量も人間性もすべて音に出るものだと思ってください。とはいってもなかなか高校生のうちはピンとこないかもしれませんが…。

 

 世界的に有名なギタリスト、エリッククラプトンの名言で

「ステージに上がった時、自分が1番上手いと思え、ステージを降りている時、自分は1番下手だと思え」

とあります。ステージでは堂々と、日々の練習では謙虚で素直な姿勢を忘れずに励んでください。

 

 

 細かいことは学校再開後に行う入部希望者説明会で説明をします。入部を少しでも考えている人は必ず参加をしてください。入部制限はよほどでなければするつもりはありませんが、新入部員は20人~25人程度が理想です。

 

 

まとめ

 上の①~⑥で書いてあることは、1日何時間練習しなさいとかそういう類のことではありません。練習したりライブに参加したりした分だけ確実に上達します。たくさん練習をしてほしいですし、やるなら相応の練習をするのは当たり前ですが、普段部員にガミガミと練習しなさいとは言いません。やらされる練習なんて楽しくないですし、強制するものではないと考えています。部活は自分の意志で入るものなので、顧問にうるさく練習しろと言われる程度なら部活で軽音楽なんてやらない方がいいです。もちろん、頑張りたいという意思があるバンドには顧問ができること伝えられる技術や知識は出し惜しみしません。

 

 音楽に限ったことではありませんが、結局やるのは自分なので充実させるかどうかは自分自身の覚悟次第です。

 

 だからこそ、自分で考えて行動でき、楽しむために、表現するために努力する、そんな志が高い人に入ってきてほしいです。そういう人と顧問生徒という立場関係なく一緒に音楽を探求し楽しみたいですし、色んなチャンスを掴んでほしいです。

 

 色々厳しいことを書いたかもしれませんが、どれも当たり前のことでそれを当たり前にやるということが存外難しかったりします。毎年入ってくる部員はほぼ全員初心者ですが、部員は楽しく自由に部活をやっていますし、上に書いたようなことができているバンドは上達していますし、結果も出しています。

 

 音楽は奥が深くて本当に楽しいです。きちんと取り組めば技術的に上達するだけでなく、コミュニケーション能力や創造力、主体的に行動できる力など、社会でも通用する人間力も身に付きます。まずは体験入部や説明会に来て雰囲気を感じ取ってください。

 

 楽しく、本気で音楽に打ち込める環境があることが、川口高校のフォークソング同好会の魅力だと思っています。

わからないことや聞きたいことがあれば顧問・佐藤までお問い合わせください。

[フォークソング同好会]昨年度活動のまとめ

昨年度のまとめ記事です。

 

【活動について】

昨年度の目立った活動内容(☆)/新しい試み(◎)は以下の通りです。

☆本校主催の合同ライブを5回開催。

☆他校開催の合同ライブに13回参加。

☆外部講師による講習会等を8回実施。

 お世話になっている先生

 ・紅谷亮次先生(Wabi_Sabi、プロベーシスト)

 ・浅川信先生(スタジオアドバイザー、ボーカル講師)

 ・森山サトシ先生(YAMAHA)

 ・山下浩先生(YAMAHA)

 ・KOTA先生(プロギタリスト)

☆第7回埼玉県高等学校軽音楽新人大会 

 出場:ELENA(2年)、Dilworth(1年+2年) 出場2バンドとも県大会出場

 Dilworthは準グランプリを獲得し、8月に開催される第44回全国高等学校総合文化祭(高知県)に出場決定

☆第5回埼玉県高等学校軽音楽ルーキーズフェス(1年生大会) 

 出場:Dilworth、EDEN、poco a poco   出場3バンドとも3位相当の優良賞受賞

☆第21回青二祭@赤坂Blitz出場(開催は中止になりました。)

 出場:Dilworth

☆プロアーティスト四年二組とのコラボ。

☆PA機材を充実させる。

☆照明機材導入。

 

◎1年生は入部後シャッフルバンドを組み6月でデビューライブ。

◎大会エントリー前に校内選考会を実施。

◎選択教室での練習。

◎電子ドラムを購入し、部室でのバンド練習が可能に。

◎1年生全員学校経由で教本を購入。

◎月~木をシフト制、金土を予約制に変更。

(予約制…練習に入りたいバンドがスタジオの予約をし、より練習に励みたいバンドが練習できるための制度)

◎文化祭はすべて部の機材で実施。

◎1年生からオリジナル曲作成を推奨。

 今年度オリジナル曲を作った1年生バンド

 → Dilworth、EDEN、Milky Way、poco a poco、大竹銀士(弾き語り)

 

【1年間を振り返って】

 この1年間でより重点的に取り組んできたことは、

 

・練習時間と練習の質の向上。

・部活動としてふさわしい雰囲気や環境作り。

・生徒自身が考え、話し合い、行動できるように部長、副部長、各班リーダーを中心に運営させる。

です。

 

昨年度は残念ながら夏の軽音楽コンテストでは予選敗退という悔しい結果に終わりましたが、新人大会では出場2バンドとも県大会出場、ルーキーズフェスでは出場3バンドが入賞と成果を出すことができました。さらにはDilworthが8月に高知県で行われる全国総文祭に出場します。

 

 

 

 

生徒の技術面の向上だけでなく、人間面でも成長が見られました。HP上でその都度記事にはしていますが、ある程度最初に指示を出してしまえば、あとは生徒同士で声を掛け合い自分たちで行動する場面が増えました。主体性を持った頼もしい生徒が多いです。

 

 

こうしたことから部活の雰囲気もとても良くなっています。顧問が就任してから少しずつ変化を加えてきたことにより、部員との衝突は多々ありましたが、ようやく安定してきた様子があります。こうした部の雰囲気がこの部をさらに良くしていくと感じています。

 

参考:昨年度の活動スケジュール.pdf